物件を探し始める

何も考えずに近所で探しはじめたわけですが、さすが「立地は自慢できるほどいい」というこの土地柄、売っている物件の値段を見て腰を抜かします。想像を超えた高価格。
「駄目だ・・・」腰が抜けて立てません。
何という欲のない家主さんであったことでしょう。こんな土地の鉄筋3階建てをあんな値段で貸してくれていたとは。

これなら、引っ越しなどする必要がないではないか。しかし気持ちの傾きはもう元に戻りません。
自慢できる立地を諦めて、家探しです。

引っ越しを決意するまで

17年間住居と職場を兼ねたお気に入りの借家に住んでいて、立地は自慢できるほどいい場所だし便利だし近所の状況もいいし、借家であることを除けば理想の家でした。

家主さんも大変いい方で、ある日売ってくれないかと打診したら快くOKの口約束をもらい、安心しきっていたわけです。
ところが、ありがちな話ですが家主の親族の内のひとりが猛反対をし始めたらしく、売ることができなくなったと申し訳なさそうに断ってこられたのです。

そういうわけで、気持ちは家を買うことに完全に傾いていたせいもあって、発作的に引っ越しを決意し、物件を血眼になって探し始めました。