物語は2007年の秋、11月という時期にすっ飛んで、前家で使っていた床コルクを持って帰ったというお話の続きであります。
持って帰ったコルクタイルは、こんな風に1階の壁に貼り付けてみました。
長年床に敷いていた材料を壁に貼ると、不思議な感覚になります。昔百貨店の屋上にあった「びっくりハウス」という天地がひっくり返ったように見えるアトラクションを思い出します。
ついでというわけでもないんですが、鉄柱と配管が不細工だった部分を覆ったりしてみました。
余った寸三と1×4材、余ったコルクとコルク柄のクッションフロア、余った板と余った小さな蛍光灯を使ってこのような大工仕事に挑戦。なかなかの出来映えにこのときはご満悦です。
元はこんな感じだったところです↓
配管が入り乱れていて不細工でした。
なかなか凝っているように見えますが、これが実は酷い細工を施しているのでして、下地をガムテで留めていたり、石膏ボードは重いのでスチレンボードにクッションフロアを貼って壁のフリをさせてみたり、出鱈目もいいところなのです。
暫定的な措置、と自らを納得させつつ、割と気に入ってたりしたのですが。当時は。
良くできているのか無茶苦茶なのかよくわからない状況。
パンダのマークが光ります。
気の迷いで、出入り口上部のボード貼りっぱなしだったところに下地パテを入れてみたりもしています。
パテは入れましたが、このまま仕上げパテもせずに半年以上放置していたんですよね。なにやってるんでしょう。
理由のひとつは、天井のごちゃごちゃした不細工な姿が気になってしまったこと。壁だけ塗ってもなあ。この天井じゃあなあ。と、やる気がそがれるんですよね。
無骨な天井は好きなんですが、無骨なら無骨で、もうちょっとこう、かっこよく無骨であってほしいんですね。以前風呂釜があった場所の出っぱり、材木で支えた痕跡、いろいろ気になります。
快適にカッコ良くしたい希望と、配管や天井のごちゃごちゃした現実との狭間で揺れており、何をやっても中途半端、あの夏の気合いはどこへいった、ですね。