送り火を見る

8月16日は我が地元では特別な日です。死者の霊をあの世へ送り届けるための五山の送り火という行事があります。

私が聞いた話では、一ヶ月前の大きなお祭りで呼び寄せた先祖の霊をお見送りする、という説もあります。

この日は東京からお友達がやってきました。Macとデジカメの伝道師にして自転車乗りで猫大好きライターのあのお方です。

この日だけは夜の作業をなしにして、久しぶりのくつろぎの夜になりました。

そしてこの家の屋上で初めての五山の送り火を観ます。
屋上からは、遠くに大文字、近くに左大文字、そして今まで気づかなかった舟形まで見えました。
素晴らしい。
ただし!目線の目の前に電柱があるんです。これ邪魔!これほんとに邪魔!
どけてくださいっ!
PICT1971.jpg

夜になり、初めての夜の屋上で火が付くのを待ちます。

P1000221-11.jpg

メインの大文字。ちょっと遠い上に電柱が邪魔ですが真正面に見えます。

P1000233-12.jpg

舟形。下がちょっと切れてるけど、これが見えるとは気づきませんでした。

P1000235-13.jpg

近い場所にある左大文字。
撮影:荻窪圭

この日の夜は、引っ越し整理中の雑然とした御所屋敷での最後の宴会、ここはいい場所だなあ、でもちょっと狭かったなあ、でもほんとにいい立地だったなあ、みんなよく来てくれたものなあ、新しいところに越したら誰も来てくれないんじゃないかなあ、なんて惜しみながらだらだらして、そして寝て起きてまた作業再開です。

お客様が来てるというのに「すんません。作業しますねっ」と朝も早よから叩き起こして現場に向かいます。

R0010644-04.jpg

こうやって撮られるとまるで楽しそうな姿に見えます。実際は疲労困憊、限界間近の夫婦の姿。
撮っていただいた珍しい外観の写真。もともと付いていた変なテントを取り外すことに成功。

R0010628-9.jpg R0010628-9.jpg

そして本日は、塗装道具一式を持って3階に向かいます。3階の塗装開始であります。
にほんブログ村 住まいブログ リノベーションへ

2階 洗面所のCF

8月15日夜の部。

夜の部は、夫婦で協力して到着しているクッションフロア(以降CF)を貼りましょう。

2階の洗面とトイレ部分には無難なグレー柄を貼ります。
まず貼るべき方向とサイズを確認してから少し余裕を見てCFをカット。

洗面に潜り込む夫、採寸して「1245」と叫べば「あいよっ」と答える妻、フロアに広げたCFを測ってカットする印を入れます。
いくつかの印を入れたところでまとめてカッターで切り取る夫、妻は怖くてカッターが使えません。

カットしたCFを仮置きして、半分べろりとめくって「糊っ」と叫べば「あいよっ」と答えて糊セットを手渡す妻。

ぎざぎざの付いた糊をのばす専用ヘラで糊を床になすりつけ、それが済むと垂れないうちにヘラと糊を妻に手渡し、しばし沈黙の後、めくったCFを床に戻す。この沈黙時間が割と重要。糊を塗ってすぐ貼りつけてはいけません。被せたCF、今度は素早くローラーでころころ圧着します。

壁との角は、ぎゅっと押さえて45度の角度でカッターを進入させてカット。実はこれが一番難しい。割と失敗したりしますが、巾木で隠すから気にしない。

CF同士の繋ぎ目は、2枚重ねて貼ってから、重なりあいの中ほどで、物差しあててすぐカット、上下のいらない切れ端を、素早く取りさり圧着を。

あとで隙間に専用の、液体ボンドを差し込みます。
おっと、糊が垂れたりはみ出たところは濡れ雑巾で拭き取ります。「ぞうきんっ」「あいよっ」水を張ったバケツと雑巾を受け取り、しっかりと拭き取りましょう。

100_1315.jpg

100_1316.jpg

クッションフロアが貼れました。

あとはクロス待ち、洗面台とトイレ設置待ち、洗面所の入り口建具待ちです。
もう、ほぼ完璧です。

これはどういうことかというと、2階に関してはほぼ完成ということで、つまりもうそろそろ引っ越し荷物を入れてもいいということです。

最悪の場合3階や1階がぜんぜん出来てなくても、引っ越し荷物を全て2階に運び入れ、そこで寝泊まりすることが可能なのです。「間に合わない」という危惧はもうないのです。
ついにここまで漕ぎ着けました。

ありがとうございます
にほんブログ村 住まいブログ リノベーションへ 

2階 塗装完了

8月15日。天井いきます。

天井の色は「ほとんど白」というくらいの微妙な配合の色にしました。わずかに黄味がかった石膏色です。

壁の塗装をしてから時間があまり経っていないので緊張しながら弱粘のマスキングテープを貼り、重ねてビニールマスカーで養生、天井を塗ります。

天井塗りは首と肩に大いなる負担を強いますね。きついです。知らず知らず「うっ」とか「おっ」とか息が漏れます。

なんとか天井塗装が完了。数年でヤニまみれになる予感ですが今は綺麗。

さてそれ以外に、2日がかりで仕上げたのは例の柱のでっぱり部分の特殊塗装です。

この仕上げはアンティコスタッコ(ベネチアンスタッコ)の金ゴテ仕上げに似た、重なりと艶の深みを作る技法で、本来必要な大理石パウダーや骨材を使用せずにオリジナル調合の材料にて施工する特殊塗装仕上げです。

艶はアンティコスタッコほどピカピカに出ません。ヘラでつける模様も、もうちょっとランダムで渋めです。

この仕上げは10年以上前に友人の塗装会社といっしょに開発したもので、大阪のとある立派なホテルのエントランスにも採用されています。

贅沢な仕上げなので、昨今はこういう仕上げを求めるエレガントな設計計画はほとんどなくなりましたね。

写真はわかりにくいですがこんなのです。

toso_154.jpg

昔ならゴージャスな施設でしか採用しないようないろいろな仕上げが、今では住宅に採用されるようにもなってきています。

施工価格が大きく下がったこと、企業が意匠にお金をかけなくなり、かわりにこだわりのある個人が積極的になってきたことが理由のひとつだと思われます。

本職のほうにも、昨今は企業からの依頼が減った一方、個人からの問い合わせが増えてきました。

政治的な話で恐縮ですが、企業が意匠にお金をかけなくなった原因のひとつとして、不況とは別に、企業への減税が効いているのだと思います。

消費税を財源に企業減税が施行されて20年、トータルで148兆円の法人税が減税されています(その分、消費税歳入は145兆円)

企業の利益にかかる法人税、これが高いときには年度末に予算の消化が行われるのが常でした。儲かった企業が、高い法人税を払うくらいなら設備投資や人件費や外注や改装工事にお金をかけるほうが有益だと判断するからです(もちろん全て経費になります)

法人税が安くなると利益を確保してもさほど取られませんから平気です。人件費や設備投資や外注費や改装工事をケチってケチってケチりまくって利益を確保する方向に舵を切ります。ついでに投資に関する税金も下がりましたから、利益確保と投資ばかりにうつつを抜かすことになります。

企業ではこういう事が起きているんですねえ。

おっとすいません。そんな話はさておき、塗り直した壁、白い天井、こんな感じで仕上がりました。

toso_155.jpg

toso_156.jpg

壁の養生を剥がすと案の定すこし壁の色が剥げたのでそれを修正し、それから面倒くさいですが全てのコーナーにアイボリー色のコーキングを施していきます。これを入れるだけで、ぐっと締まりますよ。
いよいよ2階のフロア塗装が完成です。やったあ。

褒めてくれる人はひとポチお願いっ

今すぐ床の養生を取りたい気分ですがもうちょっと置いておきましょう。洗面への出入り口の建具や洗面器具などがまだついていませんから、もうしばらく土足で歩きたいところです。

夕方にはまず病院へ義父のお見舞いに行き、そのまま妻を拾って現場に戻るのが日課です。

toso_157.jpg
西へ2km走れば現場

暑さは相変わらずですが、空の形が少し変わってきています。お盆を堺に、秋への予感を感じさせる空がやってきます。

これから夜の部の作業に向かいます。応援ありがとうございますっ
にほんブログ村 住まいブログ リノベーションへ

CF到着、引っ越し計画、壁・・・

翌14日、夜遅くまでかかって仕上げた壁の塗装を腕を組みじっと見つめる私。

1階で物音。あ。誰か来た。注文していたクッションフロアが到着しました。

クッションフロアは非常に安価で、予算も時間もないこういう現場には重宝します。暫定的でもいい、っていう割り切りが柄選びにも功を奏し、あまり悩まずに注文を済ませていたんです。
よしクッションフロアOK。

2階の現場に戻り、腕組みして壁の塗装をじっと見つめる私。
そういえば引っ越し計画について書いていませんでした。

引っ越しも基本的に自分たちだけでやるつもりです。でも大物だけ業者に頼みたい。で、一括見積もりサイトを使って引っ越し屋さんを探します。こんなの初体験。

オンライン見積もりをすると、その翌日からメールがたくさん来ます。それどころか、電話もじゃんじゃん鳴ります。もう営業の人、必死です。「今から行っていいですか」「明日伺います」営業って大変な仕事ですね。

安くて対応の早い業者を2、3ピックアップして、あとは営業マンの人となりで決めよう、と偉そうなことを考えながら、ふと古い付き合いの心の友ジョナが引っ越ししたときの言葉を思い出します。「あのな、引っ越し屋はパンダがええで」
パンダに決定いたしました。

2階の現場に戻り、腕組みしながら考えます。
引っ越し屋パンダに運んでもらう大物ってどれよ。
えっと。冷蔵庫。テレビ←ブラウン管の重いやつ。洗濯機。エアコンはどうしようかなあ・・・

あとは作業机がふたつ、コピー機、大きいパネルたくさん・・・仕事のものばかりだな・・・

小さいトラック1台の契約ですが、この程度ならスペースがあまりそうです。当日、少しならついでの追加がOKということなのであとは臨機応変にいきましょう。

2階の現場で腕組みをしながら壁の塗装をじっと見つめる私。
しかし本ってのは重いですよねえ。すでに段ボール箱に詰めていたんですが、途中で気づいて小さな段ボールに移し替えました。いらない文庫本は棄ててしまおうと、棄て用の箱に分けます。1年後に気づいたんですが、棄て用じゃない箱を間違っていくつか棄ててしまったようです。文庫とはいえ、貴重な本がどっさり消えてなくなりました。がーん。

と、いつまでも引っ張ってないで腕組みをほどき、やにわに動き出す私。

壁の色を変えます。

ちょっと派手すぎました。夜に調色したのが悪かった。
新しい一斗缶を開け、慎重に調色します。赤みが入りすぎないように、黒と黄土を加えて交ぜます。

今度はいい色ができた。同じベネチア風でも、今度のは黄味が程よく効いた落ち着いた色です。これはいい。これは素晴らしい。
さっそく塗り直します。作業は夕べと同じです。ちゃんと二度塗りして、今度は大いに満足しています。

2階の壁塗装

8月13日、いよいよお盆が近づいています。もう、現住所である御所屋敷の明け渡しまで半月余り、これからは壁や床を仕上げて、引っ越し荷物を何とか運べるようにしていきます。最後の詰めでございます。

2階の壁、どんな色にしようかと会議をしまくったあげく、絶妙な彩度を伴ったグレイ混じりの赤黄色ということになりました。ヤニがついたイタリアンスタッコの色というかベネチアのレストラン色というか、通常のアイボリーの壁色よりも暗くて彩度の高い色ですね。と言っても、別段変わった色じゃありませんが。

本当なら、DIC日塗工やメーカー色見本などを見て、番号で色を決めたほうが後々の補修などに便利なのですが、もうこの際そんなことを言ってる場合でもないので、手持ちの塗料を使って調色します。

下地が完了した2階、いよいよ塗装開始です。

まず入り隅(コーナーの内側)などローラーが入らないところを刷毛で塗ります。この作業を「ダメ」といいます。
「ダメ回っといて」と言えば、入り隅なんかを刷毛で塗って回る命令のことです。

ダメた後には、おもむろにローラーで塗装開始。
ローラーは、細身の短毛を使いました。ローラー目を余り出したくなかったからです。

毛の長いローラーを使うと、独特のローラー目が出ます。
下地の作業に比べれば、ローラーでの塗装はただ塗るだけですから簡単です。

ほんとは「ただ塗るだけ」じゃなくて、それなりに難しいものですが、私の場合はこれは本職に近い作業なので慣れています。

toso_150.jpg

まず入り隅を塗っています。

toso_151.jpg

ローラーいってます。

toso_152.jpg

ころころやってます。

toso_153.jpg

がんがん塗ってます。

壁周りが塗り上がりました。
と言っても一度目の塗りですから、乾いてから明日、もう一度工程を繰り返します。

この日妻は「入り隅」と「ダメ」という言葉を覚え、「ダメ周り」という作業のスキルを獲得しました。

夜の部からは、ひとりがダメを周り、ひとりがローラーを転がします。何という作業効率。
にほんブログ村 住まいブログ リノベーションへ

一区切り、大量の廃材運び

8月12日は休日だったようで、朝早くから引っ越し荷物の整理をメインに、遅めに出勤して2階のパテだらけのフロアをサンドペーパーですりすりします。

下地のペーパーは180番、仕上げのは400番です。
夫婦で粉だらけです。もうもうと立ちこめます。あとは塗るだけの状態になりました。

さてこの日は妻の弟のヤンボーマーボー君がお手伝いに来てくれます。

大工仕事が一区切り付いたころ、3階は工事の残骸だらけです。
不定形の石膏ボード、不定形のコンパネ、パーチクルボードの余り、木材の残り、そういった大物がごろごろしており、小さな破片や端材を詰め込むガラ袋(麻のゴミ袋)は見る見る増えていってます。

妻は塗装作業中の私を激写していただけじゃなく、こういう掃除を日々やっていたわけです。

で、大物の廃材やガラ袋の束を1階に集める肉体労働をヤンボーマーボー君が手伝ってくれて、サウナのような建物の1階~屋上を何度も往復します。

全員汗ミドロ状態。おかげで、ほぼ全ての廃材が1階に集まりました。ありがとうヤンボーマーボー君っ。

肉体労働の後の空を満喫するのは労働者の喜び。

屋上へ出ると、すーっと風が吹いています。屋上だけが頼りです。

前半は粉だらけ、後半は汗ミドロで写真どころではないのですが、こうして一区切りが付いた時刻には空を撮りまくっています。

siage_134.jpg

siage_135.jpg

siage_136.jpg

siage_137.jpg

siage_138.jpg

しつこく空の写真すいません。
これです。この空に惹かれてこの建物を買ったのも同然なのです。屋上だけが購入動機だったといっても過言じゃありません。

siage_139.jpg

重労働を経て、一服する我が妻。この一服が命をつなぎ止め、明日への活力を生み、心を穏やかにして疲労を蹴散らします。

大工仕事が終わり、職人は誰もいなくなり、造作は完了し、塗装を進める準備が整い、大きな区切り感に満ちているこの日の充実感は格別です。

よくここまで頑張った。もう先は見えた。

これまでの記事の中で出てきた造作完了写真も、実はこの日、大きな掃除が終わってから撮ったものが含まれています。

こんな感じで、各部屋から工事廃材が消え、工事を終えた感慨と共に写真に収めています。
siage_140.jpg

3階、洗濯機と小さな洗面を置く予定地。もうあとは壁を塗って床材を貼って置くだけです。

siage_141.jpg

3階、映画部屋。ここに大量の廃材を詰め込んでいたのですが本日これこのとおりの美しいお姿を見せました。

siage_142.jpg

3階、寝室。実はこんなに綺麗になったのはこの日なんですよね。床を養生して、塗装の準備です。

siage_143.jpg

3階、押し入れ予定地。ここも廃材置き場でしたが、ついにゴミ撤去。

siage_144.jpg

研磨の粉がようやく落ち着いてきた2階の状態。多すぎる仕上げパテ。でもあとは塗るだけ。
どんな色にするか、実は侃々諤々やり合っています。色は悩ましいですねえ。

siage_145.jpg

総パテを施した箇所は石膏ボードではなくコンパネを貼った部分。もしかしたらエアコンが付いたり、吊り戸棚をつけたりするかもしれないのでその保険。ヤニ止めシーラーを塗ってから総パテ。木目も消します。

siage_146.jpg

お向かいはお寺さんです。それも購入動機のひとつです。一年中ここの松の木を眺めることが出来ます。
かなりの「区切り」っぽい本日です。
あとは塗装と床を大急ぎで済ませて、引っ越しをしなくてはなりません。
ここまでお付き合いしてくれてありがとうございます。もうあと少しです。
にほんブログ村 住まいブログ リノベーションへ 

記事を書いている本日2009年8月30日は衆議院選挙の投票日です。

さきほど投票をしてきました。
国民審査では、司法試験に合格していないのに最高裁判事に天下った小泉内閣協力者でイラク戦争への荷担を一途に推し進めた竹内行夫に×をつけました。

洗面所の造作仕上げ

今日もご来訪、ありがとうございます。
まだ8月11日の記事で、大変恐縮です。

「さっさと先に進めやゴルァ」と叱られそうですが、堪忍してください。

バスルームは、洗面所を挟んで東側がユニットバス、西側がトイレというオーソドックスな設計です。

ユニットバスの東端には大きな窓があり、日の光が入ってきます。その光を洗面所にも届かせるため、お風呂と洗面所を仕切る壁に大きな半透明の窓を作りました。

この半透明の窓はユニットバスの追加オプションです。ユニットバスを買うときに、標準装備のものさえ外しまくって安く上げたんですが、ここだけは追加しました。追加して大正解。

大正解はいいんですが、またチョンボがひとつ。洗面所に照明を入れるのを忘れてました。設計図に入れ忘れていたんですねえ。
でも洗面の鏡セットに照明が付くので、それで我慢出来なくもないだろう、ということで放置。

siage_132.jpg siage_133.jpg

トイレも到着しています。モルヒネ水道さんに取り付けてもらいましょう。

洗面所とトイレを隔てる壁も大体完了していて、建具も付いています。ボードを貼る部分がちょっとだけ残っていますがこんなのはすぐできます。

siage_131.jpg

トイレは狭いです。今風デザインからはほど遠い、昔ながらの狭いトイレです。窓もありません。マンガを積んでおくスペースもありません。

トイレは広くて明るいのがいいと思いますが、ここは諦めるべき箇所でした
その分、部屋を広く取りたかったから、どちらを取るかで部屋の広さと取ったということです。

それにこの建物、1階にも2階にも3階にもトイレがあるという全フロアトイレ館ですから、ここくらいは狭くて暗くても良しとしましょう。
という感じで洗面ショーでした。

で、この狭いところにも、一所懸命パテを盛りつけております。
仕上げパテはやっていません。ここは、旧友タケマル(仮名)にクロスを貼ってもらう話が付いています。
もうパテをしごくのが辛すぎて、ヘルプを求めたんですねえ。

2F 下手糞パテの夜間作業

ここのところ8月11日の話ばかりですが、ようやく11日も日が暮れて夜になってきた模様。

夜には妻と落ち合って、段ボールを敷いて弁当を食べ、ポカリを飲んで煙草を吸ってそれからパテの続きです。

前回までは下地パテ→ジョイントテープ→下地パテ、と、研磨を挟みながらやってきてそろそろ仕上げパテに取りかかり始めます。

仕上げパテは粒子が細かくてより平滑な面を作ります。その分、穴埋めなどには向いていません。

クロスを貼るための下地には仕上げパテは不用ですが塗装には必要です。

下地パテがあまりにも下手糞で、広げて塗りすぎたために仕上げパテをそれ以上広げなくてはなりません。

なんか調子がおかしい。こんなに手間をかけている場合ではないのです。ないのです、と言っても手間がかかるものは仕方がない。だんだん追い込まれてますよ。このままでは、図らずも「総パテ」状態ですよ。まあ、グレードは上がるからいいんですけど・・・

そんな追い詰められている夫を、妻は激写し続けます。激写って死語ですか。年がバレますか。

siage_099.jpg

下地パテは仕上げパテで覆い尽くさなくてはなりません。下地パテの上には塗料が上手く乗らないからです。下地パテを広げすぎたが故、仕上げパテはさらに広がります。

siage_100.jpg

夜が更けてきてもまだ作業中。

siage_102.jpg

さらに作業中。

siage_101.jpg

小細工を施した柱部分。ここ

コンパネを用いての細工だったので全面にパテを入れています。コーナーもあるし、多すぎるパテもここではOK。

この柱部分は、塗装においてもちょっとした工夫をするつもりなので、ここは全部をパテで埋めてもいいくらいなんです。

ちょっとした工夫とは何か、それはアンティコスタックという仕上げにちょっと似ているイタリア風味の仕上げなんですが、工程や仕上げが判りやすい写真が出てくるかどうかちょっと未確認。

siage_103.jpg

こうして、広げすぎて収拾が付かなくなりかけている仕上げパテを何とかやり尽くしました。広げすぎたのはグレードを上げるためだとか何とか、言い訳とも自慢とも負け惜しみともつかぬ独り言を呟きつつ夜遅くに退散です。

今日も読んでくれてありがとうございます。

にほんブログ村 住まいブログ リノベーションへ

1F 入り口廻りの造作

大工のまっすんが最後の仕事として一人こつこつやってくれていたのが、1階入り口の元出窓と水槽があった表通り側。(1Fのさらなる解体

開口の周辺に扉用の太い柱を仕込み、壁を作って整えてくれています。
この場所もこれまで少しずつ隙を見つけてやっていた箇所です。

siage_098.jpg

siage_097.jpg

しかしいい加減そろそろ建具をなんとかしなければいけません。まだ開口にブルーシートを垂らしただけの状態です。
もうなにしろ8月11日ですから、今から発注しても製作に2週間かかるとして、その後取り付けて・・・うわ、もうその頃は引っ越しが完了していなければならない時期ではありませんか。やばー。

急いで折り戸を作ってもらおうと、建具屋さんを探しますがどうも手応えが良くない。

Webで見つけた6kmほど先のY区にある建具屋に電話して来てもらったところ、こんな開口に折り戸は変だ、出入り口なのに折り戸は駄目だ、設計の幅もなっていない、作るのに時間がかかる、作るのに予算がかかる、などとグダグダうじうじ言われたあげく「遠いところから来たんだから交通費よこせ」と言うので「阿呆かどこが遠いねん。もうええから帰れ」と缶コーヒーだけ渡して追い返したりします。

随分前の話ですが、仕事の関係で建具屋を探していた時も、数寄屋系のベテラン建具職人にもの凄く苛められた経験があります。トラウマになっています。
(その後は素晴らしい職人の鏡のような建具屋と知り合って助けていただいたので、建具屋すべてに偏見を持ってるわけではありません。念のため)

そんなわけでまだ折り戸発注は保留中。あぁ、あの時助けてくれたあの素晴らしい職人の鏡のような建具屋さんが生きていたらなあ、とか、まっすんの親父が現役でいつでもやってくれるような人だったらなあ・・・と思わずにはおれません。

古い友人の内装屋で本性ロッカーのタケマル(仮称)に、ちょっとクロスのことでヘルプを頼もうと思っていまして、話のついでに良い建具屋いないかと聞いてみたところ、いるので紹介してあげようとのこと。おっ。こういう人脈こそ期待できそうですよ。
タケマルも紹介される建具屋も、隣の県の2、30kmの距離からわざわざ来てくれます。
わずか数kmの市内から来て「遠いから」と文句を言うどこぞの怠け者と大違いです。

折り戸はこんな感じの「4枚折り戸+開き戸」で設計は完了しています。
(左が1階。図面の下側が折り戸をつける部分)
図面
本当は前面全て開口にして全部を折り戸にしたかったんですが、2/3の位置に鉄骨の柱があったのでそれを避ける形になってます。

1階の電気工事

8月11日。

2階のパテしごきをやっていると、N川電気さんが現れ、1階の電気工事を始めました。

1階の天井や鉄骨の塗装がようやく完了した直後で、ちょうどいいタイミングです。

配線、コンセントやスイッチの取り付け、そして買っておいた蛍光灯の設置など、今まで放置していた1階の電気工事を仕上げてくれます。

裸の天井にどうやって蛍光灯を取り付けるのか、興味津々見守ります。

まず登場したのはスチールの細長い柱のような部材です。Cチャンと同じ形状で、太い配線を何本も仕込めるようになっています。ジョイントするための金具もあって、両端に差し込んで柱同士を繋げることが出来ます。

5_negros

ジョイントしながらCチャンに似たスチールの柱を端から端までどーんと1本通し、鉄骨に噛ませる器具で天井から吊り、配線を仕込みながら器具を取り付けていきます。

これ、いいですね。これ何ですか。
「こういう部材があるんですわ」とN川さんは自慢げです。「配線が仕込めるから便利でっせ」
この作業を見ていて始めて知った配線できる野縁のようなこの部材。
本当に便利そうです。軽天に似ていますが扱いは楽そう。これを利用したら他にもいろいろ面白いことが出来るかもしれない。わくわくします。

後で脚立に乗り、なめ回すように観察した結果、これはネグロスというメーカーの電材みたいですね。ネグロス、ネグロス、聞いたことがあるなあ。そういえば、国道沿いにこの会社があったような。この会社ですね。ネグロス

軽天に似た柱そのものより、これを吊すための部材に私は強く引かれました。
例えばこんなの。吊りボルト支持金具

鉄骨にガチっとカマすんですね。色んなサイズや形があるようです。
そういえば、水道屋さんも配管を吊るときに同じようなものを使っていました。
ははあ。これを使えば、天井に穴を開けてアンカーボルトを通すより遙かに楽にいろいろと吊れそうです。
(と、何やらよからぬことを考えています)

というわけで蛍光灯を取り付けてくれました。
蛍光灯を取り付けただけじゃなく、スイッチや電源、配電盤などもすべて設置、電気工事がこれにてほとんど完了したようです。

家改装100_1353

まだ少し見苦しい1階の様子。蛍光灯つきました。

この前日までに頑張って塗った天井の塗装にも注目。もともとの汚い造作をそのままに塗装だけ済ませております。

塗装時に気がかりと書いた(階段室と1階 鉄部 仕上げ塗装)天井ALCの汚れも上の写真で確認できますか?

100_1287

家改装100_1223