送り火を見る

8月16日は我が地元では特別な日です。死者の霊をあの世へ送り届けるための五山の送り火という行事があります。

私が聞いた話では、一ヶ月前の大きなお祭りで呼び寄せた先祖の霊をお見送りする、という説もあります。

この日は東京からお友達がやってきました。Macとデジカメの伝道師にして自転車乗りで猫大好きライターのあのお方です。

この日だけは夜の作業をなしにして、久しぶりのくつろぎの夜になりました。

そしてこの家の屋上で初めての五山の送り火を観ます。
屋上からは、遠くに大文字、近くに左大文字、そして今まで気づかなかった舟形まで見えました。
素晴らしい。
ただし!目線の目の前に電柱があるんです。これ邪魔!これほんとに邪魔!
どけてくださいっ!
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夜になり、初めての夜の屋上で火が付くのを待ちます。

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メインの大文字。ちょっと遠い上に電柱が邪魔ですが真正面に見えます。

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舟形。下がちょっと切れてるけど、これが見えるとは気づきませんでした。

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近い場所にある左大文字。
撮影:荻窪圭

この日の夜は、引っ越し整理中の雑然とした御所屋敷での最後の宴会、ここはいい場所だなあ、でもちょっと狭かったなあ、でもほんとにいい立地だったなあ、みんなよく来てくれたものなあ、新しいところに越したら誰も来てくれないんじゃないかなあ、なんて惜しみながらだらだらして、そして寝て起きてまた作業再開です。

お客様が来てるというのに「すんません。作業しますねっ」と朝も早よから叩き起こして現場に向かいます。

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こうやって撮られるとまるで楽しそうな姿に見えます。実際は疲労困憊、限界間近の夫婦の姿。
撮っていただいた珍しい外観の写真。もともと付いていた変なテントを取り外すことに成功。

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そして本日は、塗装道具一式を持って3階に向かいます。3階の塗装開始であります。
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