1F 大きな机の大きな棚

こんにちは。誰もが過去に忘れてきた甘酸っぱい青春の思い出、家改装の記録です。時々こうしてこっそり更新されます。

なんということでしょう、改装開始から丸4年がとうに過ぎております。普通のモノなら5年でお古、償却完了ってもんですし、最初新鮮でぴかぴかだったいろんなものもそれなりに経年で劣化してきている頃です。
まさに終わりなき戦い。
それが快適環境の創出というもんでしょうか。これは麻薬より恐ろしいことですよ。この戦いを辞めるとき、それは家がどんどんオンボロになってどろどろになって、蜘蛛の巣が張りゴキやネズの巣窟になり、住民は年老いて呆け、よだれと大小便を垂れ流しながら死んでいくというそういう末路を迎えたときです。

しょうもないことを書いてないでですね、改装の記事に取りかかります。

今日は1階職場のメイン机周りです。ここは事務仕事をしたり映画感想文やその他の駄文を書いたりメモしたりスケッチしたり落書きしたりぼーっとしたりという、そういう重要な場所です。
元々の最初はちょっとした厨房だったところで、思い出すのもおぞましいこんな姿だった狭い場所です。

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これがいろんな階層の果てにこんなに小綺麗になったわけでして

机と棚

ただし机の上のエレクターもどきに注目していただければ判るとおり、棚に関してはかなり出鱈目です。
ここは幅が1750mmしかなくて一般的な1800サイズにちょっと届かず、市販のラックや棚が入らないのですね。巨大な机が置いてありますがこれだって天板の角を5cm切り取っているわけです。
エレクターもどきを変な風にジョイントすると偶然にもジャストなサイズになったので、今まではこれで何とか我慢していました。

しかしふとしたパソコンの故障が元で、脚と脚の間に収まっていたコンピューティングスペースに収まらなくなってしまいました。エレクターもどきの真ん中の脚が邪魔なのであります。
暫定的と思っていたエレクターもどきも収まりが悪く、本人の性格と同様雑然としすぎています。
これは不細工なだけではなく不便です。

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これはいかん。真ん中の棒が邪魔だ。

真ん中の棒

よしやろう。何とかしよう。ということで真ん中の脚を取っ払う計画開始です。

 

そうそう、そういえばこの直前に換気扇を取り付けたりしています。もともとあった換気扇の開口を暫定的に塞いでいたのですが、超が付くヘビースモーカーですので煙がもーもーです。何らかの換気の必要性は感じておりました。

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かっこよく埋め込み換気扇を設置するつもりもありましたが、壁の向こうは外なのでダクトの意味がなく、もともと開いている換気扇用の穴を利用しない手はないので暫定的に普通の換気扇を取り付けました。
この場所も本当は収納スペースにしたいので、見えない場所に換気扇を付けるのが理想ではありますが、そういう計画は暇なときにゆっくり推し進めましょう。

というわけで目的は机の表面にスペースを確保することです。エレクターもどきの真ん中の脚を取っ払うことです。
そのためにはどうするのがよいか。

理想は、大きな吊り戸棚を上部に設置することでした。
卓上のスペースを確保できる上に、見た目もさぞかしすっきりすることでしょう。
しかし吊り棚をつけるための壁面補強が必要です。素人工事で弱い下地に吊り戸棚を作ったあげくの落下事故はよく聞く話です。
で、それは無理。振動ドリルも持ってないしタイルやモルタルに対して下地補強を上手にやれる自信もありません。
やっぱり何らかの据え置きの棚を置くしかないでしょう。
丈夫な棚板を持つテーブル状の物体を作って置くのが現実的。よしそうしようそうしよう。

 

 

てなわけで、そうなると問題は1750幅の棚板です。上にものを乗せますので頑丈でないといけません。
どう考えても木材だけでは無理です。
倉庫用のアングルラック情報などを恨めしそうに眺めながら1750mmの幅を呪います。1800mmあれば、既製品が使えるのに。
いずれにしろ鉄が必要という結論で、鉄骨屋の知り合いでもいればがっちりした架台を作ってもらうところですが何とか自力で頑張る方向でいろいろ検討します。

便利なインターネットの時代です。鉄パイプのカット販売をしてくれるところがありました。小口でもOKだそうで、なんとまあありがたいことです。
溶接も穴空けも出来ないくせに早速構造用の鉄パイプを注文します。

計画はこうです。
木材の板で鉄パイプをサンドイッチにして棚板にするのです。重みに対する補強ですから、溶接なんかいりません。くっつける必要性さえさほどないのです。でも乗せるだけってのも危ないので接着剤とサンドイッチ仕様で乗り切ります。

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まず棚板に鉄骨をくっつけて内側に棧を作ります。

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鉄骨と木材の幅が合わないのでジャストサイズのベニヤで蓋。
サンドイッチ状態には後でします。なぜかというと重いから。先にテーブル状態を作ってからこの棚板を乗せてくっつける予定です。

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ひっくり返して棚として活躍する部分の塗装です。手抜きのウレタンニス。磨けば綺麗だからよい。

ついでに支えるほうの側面の板も鉄パイプで補強。こちらは板材も厚めです。残り物再利用。

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ちょうどアンティークっぽいブロンズの絵の具があったので気持ちのよい屋上で吹き付け塗装しました。
この材料はUSJにある有名人のハンドスタンプと同じものです。なぜならあれは私の仕業だからです。

さてテーブル状の棚ベースを作って置いてみます。

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なんといい加減。この段階では横方向にぐらぐらしているし、棚板もたわんでいます。ただ置いてみただけです。
全部を作ってから机の上に乗せるのが重いので、以降はこの机の上に乗って作業しました。

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重い鉄骨入りの棚板を乗せて、内部の棧に対して下からビスを揉みたくります。これで棚板は上下の板と内部の棧によってサンドイッチ状に固定されます。
まだ平行四辺形的にぐらぐらしているので背面に補強の板を取り付けます。

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棚板側はサンドイッチ棚板に、側面は鉄パイプに穴を開けてビスを揉んでいます。このくらいの鉄パイプならドリルで穴が開きます。引き抜き強度は弱いかもしれませんが左右の揺れには強く、もう揺れません。
木口の処理は後回しにするとして、完成です。かんたんですね。
下部に巾木状の薄い板を取り付けましたがこれは補強ではなくて目隠し。この裏側にコンピュータのごちゃごちゃした配線や電源タップなどを仕込みます。

これで卓上スペースが確保され、当初の目的は達成できました。
ただ計画不足ゆえ、肝心の上に乗せる収納システムは後回しです。嫌々ながら、もともと置いていたメタルラックを再び置くことになりました。これはいずれ何とかしたいところ。

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なんだか元の状態と変わりなく見えます。あまり美しくありません。やっぱり蓋の出来る棚が欲しいなあ。

卓上はスペースが確保され、ケーブルや電源は割とすっきり片付きました。
邪魔なコンピュータをぐいと押しのけてスケッチするスペースをいつでも確保できます。それだけでも大いに効果があったと思いましょう。
でもやっぱり途中って感じが否めません。

屋上手摺の塗り直し

おやまあもうこんなに時が経ってしまいました。
一年以上ぶりのこっそり更新です。
誰か見る人いるかなあ。そわそわ。

この一年間、いろんなことがありました。何と言っても日本崩壊への引き金が引かれてしまいました。もう2011年の3月を境に、向こうの世界とこちらの世界に真っ二つに分かれてしまいましたね。
放射能の知識を世界一持っていない被爆国として破廉恥なまでの事故と事故後の対応とその対応に対する国民の反応です。もう終わってます。

おっとそういう話は他所でやるとして、引っ越しと改装工事から早くも3年4年と経っております。時の流れが速すぎてもうついていけません。ふがふがですね。ふがふが。

大急ぎで突貫工事をやった弊害がちらほらと出てきております。

ひとつは屋上です。雨風日光にさらされ、綺麗に塗ったつもりの手摺がまた錆びてきました。

振り返ってみると、屋上鉄部のケレン大会のあと、屋上の壁を塗るの中で

記事にない分では、鉄部をブルーグレーと真っ赤に塗り分けたりもしています。ですが手摺の錆がひどすぎて、押さえ込んだつもりなのに1年後にはまた錆が出てきてしまいました

と書いておりまして、塗った記事もないし、どうやら急いでいて手抜きをした模様。

あぁそういえば、足場が割れて腰を打った日に鉄部の塗装をしていたんだっけ。あの状態では手抜きも致し方あるまいて。→どうやらこの日 小さな天井

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1年後にちらほら出始めたサビが本格的に増殖してきたのでまた押さえ込み作業をやりました。

前回の反省は、まずサビ転換剤が途中でなくなって普通の錆び押さえで間に合わせたこと、二度塗りしなければならないのに一度塗りで済ましたこと、ペンキの量が足りなさそうだったのでちょっと薄めすぎたこと、と、あるまじき手抜き工事の数々。
そりゃまた錆びてきますわな。

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手すり錆

よし今回はきちんとやろう。
ということで「暑くなる前にやろうね」といいながらすっかり真夏で最高気温の中での一仕事となりました。

まずは足りなくならないように材料を確保。
最初はサビのケレンを行います。さすがに引っ越し当時ほどひどい錆びでもありませんので、電動工具を使うまでもありません。ガリガリごしごしと錆を落とします。「必殺!」を使いますからケレンはそこそこでOK。

しかしサビの粉が宙を舞い、のちほど奥様の鼻柱が荒れてしまいました。

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必殺!錆封じは刷毛ですーっと伸びて塗りやすいこと。
「今回は中途半端なことはすまい」とあれほど誓ったのに、ふと思い立ってポリパテでちょっとだけガタガタを修正したりします。
するならする、しないならしないと何故できん。
・・・はい。全部をやらず、実験的に一部分だけポリパテしました。この続きは次の塗り直しの数年後にまた・・・。

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ポリパテが乾いたらペーパーで擦って、いきなり塗装です。

今回は「上塗り兼さび止め塗料」という何となく手抜きっぽい材料を使いました。前回の反省を生かして、規定量以上には決して希釈せず、ぼてぼてペンキを塗りたくります。

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ペンキってのは塗っていると刷毛がどんどん重くなりべたべたして塗りにくいったらありません。でも頑張った。

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手摺の再塗装完了。
わざわざ糞暑い最中にこれをやるのは自分を苛めて楽しんでる馬鹿夫婦ならではです。

さて、下塗りやいろんな作業の合間合間に、屋上調度品の再塗装も行いました。
安物のツーバイフォー木材で作ったベンチやテーブルです。キシラデコール再塗装です。

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炎天下の威力は凄いですね。一年でしっかり色褪せて木も傷んできています。
軽くサンドペーパーをあて、浸透性塗料を塗ります。

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むかしド素人だった奥様ももう熟練の域です。あっという間にテーブルとベンチを塗り上げました。
朝早くからやるつもりが寝過ごしたせいで夕方ぎりぎりまで飯も食わずに頑張りました。おかげでなんとか完了。
残念ながらこの日はペンキもキシラデコールも乾いていないのでここでビアガーデンをすることが出来ません。
なので、お疲れさんは近所の串カツ屋でがっつり行いました。

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ところで、一年前の雑談と同じオチなわけですが、今年の夏も同じようなイベントがあるので最後にちょろりと宣伝しておきます。

チルドレンクーデター ライブのお知らせ UrBANGUILD 2011.08.20

 

フロアタイルの貼り方

ここでフロアタイルの貼り方のおさらいです。

タイル上の床材は墨出しさえちゃんとすれば並べて貼るだけなので簡単です。
部屋の真ん中あたりに垂直に墨出しし、並べて貼っていけばいいだけです。

問題は端の処理です。
端は最後まで作業せず、最後にこのようにやります。

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角が掛かるなど二方向からの調整も理屈は同じで、各方向に定規代わりのタイルをあてがってカットするあたりを取ります。斜めってるとしても理屈は大体同じ。

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このように、端の処理を全て終えたものを待機させてからおもむろに貼っていく方法を取りました。以前は何も考えずに糊をだーっと塗ったくってから端の処理を始めたものだから大変でしたが、あらかじめこうやって準備しとけば落ち着いて手早く作業を進められます。
このようにさっくり収まります

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こっち側のややこしい部分もきっちり準備してカットしてから貼っていったので困難さは何もなし。

あれ?中断して仕事に取りかかるはずではなかったのか?そんなことは出来ません。何事も中途半端はいけません。きっちり仕上げてから仕事をするのですよ。わはは。

さて、残されているかたまり部分、ここもやっちまいましょう。
糊はなくなりましたが、専用のではない簡易な糊はすぐ手に入るので代用します。

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こちら側の端だけはちょっとややこしいことになりました。

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457mmのフロアタイルを貼っていくと、最後に30mmほど足りなくなって、まさか30mm幅の細長いカットを貼り付けるわけにもいきませんから、最後の2枚分を適度な幅が確保できるようにサイズ調整するのです。
「フランス落とし」の穴ぼこもきちんと開け、これにてすべて完成。

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床が貼れたので心落ち着けて仕事に取りかかり、10日後、どちらも完成しました。

まあしかし見事に柄がバラバラでごちゃごちゃとしたフロアタイル仕上げとなりました。

これに我慢が出来なくなったら、ちゃんと統一された床環境を整えることにしましょう。多分しないと思いますが。

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フロアタイルを貼る

さて春になり、いつものお得意様からいつもの上品な絵を依頼されたので、そのパネルが届く前に床を貼ってしまおうと決意します。

床材を貼る目的のひとつに、モルタルのほこりを防止するという大事な要素があります。それから、工場然としたイメージを小綺麗な空間に変身させる意味もありますね。

きっかけがなければ相変わらずIllustrator上でシミュレーションばかりして遊ぶ日々から抜け出せません。

そういえば昔、前の職場の床材を貼ったときも、同じお得意様の上品な仕事を請け負う直前でした。これは良いきっかけです。よしやろう。今やろう。すぐ貼ろう。

ということですでに色んなものが散らかっていたり机や棚が雑然と置かれている一階職場環境、ごそごそと片づけ始めます。
いくら片づけても大物はなくなりませんから、少しずつ動かしながらの作業となります。数年前の大改装や天井を作ったときとは大違いです。

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このように狭苦しくものをどけながら部分的に進めていきます。もっとこう、思い切ってだーっとやりたいんですが仕方ない。

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墨出しはもうとっくに済んでいるので、糊を付けて貼るだけ。作業自体は簡単なものです。

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壁の端の処理はちょっと面倒なので後でやります。端以外のところを貼っていきましょう。

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まだ途中なのにパネルが届いてしまいました。本当なら床材貼りを中止してすぐに仕事に取りかかるべきです。
しかしそれをせず、黙々とフロアタイルを貼っていきます。
私の特徴を四文字熟語で表すと「本末転倒」です。

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このように、フロアタイルがシミュレーションした通りに順調に貼られていきました。

端の処理と、面積にして5分の1ほどのかたまりを残した状態、ここで糊がなくなり、一旦中断しようかなと思います。
専用の糊は近くで買えないし、仕事も始めなければなりません。

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フロアタイルのデザイン

春だというのに気温が超下がったり雪が降ったりとわけのわからない春ですが、もうとっくに4月も下旬であります。

2月に猫が死んで以来まったく立ち直ることが出来ず自堕落な生活を続け仕事も減って映画ばかり見て理由もなく早寝早起きしたり風邪をひいて10日間くらい回復しなかったりそんな時に限ってちょっと忙しくなったりして、やばいこのままではこっちまで死んでしまうという危機感に苛まれた日々、それを打開するのは改装工事しかない(ないのか?)というわけで春雨と共に帰って参りました改装記でございます。

これだけ間が空くともはや誰も読んでいないと思いますが皆さんこんにちはー。

さて、床にフロアタイルを敷くという話の続きが唐突に始まります。

前回までのお話は、「ただ同然で手に入れた格安フロアタイル、ただし柄はバラバラ。こいつを少量手に入れて一部敷き詰めた」というあたりでしたが、あれから数ヶ月、いや一年近くか、人気のない不良在庫のフロアタイルを少しずつ少しずつ集めていたわけです。

まず最初はグレーと茶色のフロアタイルが割とまとまった数手に入りました。ほどなく今度は赤い派手なのや柄違いのグレーなどが少量手に入ったりして、後先を考えずただ同然なら何でも手に入れてやろうという貪欲な活動の結果、中途半端ながら数が集まってきました。

で、この中途半端な数のタイルをどう並べたら格好良くなるのか、とシミュレーションに精を出すわけです。
シミュレーションしながら、まだ見ぬ理想的な配色も勝手に置いてみたりして、楽しく計画を練ります。

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その頃のいろいろなデザイン案の一例

並べて遊んでいると気付くのですが「こんな派手な模様は厭だ。ほんとは、シンプルに一色だけを全てに敷き詰めたいのだ」などと理想論に目覚めたりしますがそれは言わない約束です。
数が足りない部分を白や黒の適当な色でカバーします。やはり白色系も欲しいところ。しかし現実には白色系は人気色なのでただ同然で手に入れることは甚だ困難であり、いっそ残りは正規に買ってしまおうかとも思うものの、もはや破格で手に入れる端材で床を作り上げるということ自体が目的化してしまっているためデザインは二の次三の次、本末が転倒したままデザインごっこを地味に続けます。

そうこうしている間にまたややこしい色のタイルが手に入りました。昭和の百貨店を連想させるテラゾー柄、小汚い色のモダン系ダークグレーなどです。

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その頃にはすでに手に入れたフロアタイルは200枚を越えており、数的には足りています。しかし小気味よく並べるとあちらこちらに抜けが出るというデザイン的に難しい数。
限られた数と色を用いてすっきり収めることが出来るのか、腕の見せ所です。Illustratorを使ったシミュレーションファイルは増殖し、少しずつ洗練されていくのです。
ファイルは数十を超え、もはやシミュレーションして遊んでいるこの作業自体が目的と化しているのではないか、実際にこの手に入れたフロアタイルを床に貼る気がなくなってきているのではないか、と自分自身が信じられなくなりつつあります。

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この馬鹿な遊びの中で、それでもついに最終的な完璧なデザイン画仕上がりました。
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なんだそりゃ何がどう完璧なんだ、と呆れられそうなデザインですが、これのすごいところは、手に入れたフロアタイルをほとんど無駄なく綺麗に使い着ることが出来る奇跡のデザインなのです。自画自賛。

よし後は貼るだけ。貼るときの注意は失敗が許されないところです。何しろ数がぎりぎりですから。しかもこの破格フロアタイル、破格なだけあってすでにメーカー廃盤となっている不人気色ばかりで同じ色を手に入れることが既に難しくなっているという案配です。

後は貼るだけのこの状態になって、また勢いがぴたりと止まりました。

時期は冬だし猫の具合は悪いしすでにフロアを使用しているせいで床は散らかっているし面倒臭いしと。

春まで待とう、何かきっかけがあれば作業しよう、と思いながらだらだらと月日は流れていきました。

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祭壇

いつのまにかお正月を迎えとっくに2010年になっていて、さらに節分も終わり、もう2月も半ばであります。

完全停滞の改装記録であります。だって改装してないんだもん。
さて、昨年の年末に入院して、奇跡の生還を遂げた猫の話、みっけです。

朝夕4錠の薬を飲ませ、高カロリーの病人食を強制給餌する猫介護の日々です。
投薬も強制給餌も大変難しいものです。指が血みどろになります。
でもだんだん慣れてきました。
「お正月を一緒に迎えられたら、記念写真を撮ろうね」と妻が決めていたので元旦には記念写真を撮ろうとしますが、当然ながら猫は言うことを聞かず、断念します。

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まあかろうじて撮れたのはこんな感じ。飼い主のプライバシー保護のためトリミングしてます(笑)

みっけの体重はどんどん落ちていき、もう通常の半分以下になってしまいました。

それでも、家が楽しそうで何よりです。筋肉が衰えてしまって得意の高いところには上れなくなりましたが、何とか椅子に乗ってそれから机に乗ることにも成功、これは凄い回復です。

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年末の時点でもう覚悟していたのに、回復してくるように見えるとそれに慣れてしまいます。

元気を取り戻すように強制給餌の量を増やしたりします。
その甲斐あって、最低の体重を記録したあとは、自力で餌を食べられるようになってきました。そして少しずつ体重が増えていきます。

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奇跡の連続。なんだか「もうあと数年は癌と共に今の調子で生き延びるんじゃないか」という緩い気持ちになってくるほどです。

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1月も半ばを過ぎると、付きっきりの介護状態から「映画を観てもいいかな」「ライブ見に行ってもいいかな」っていう、ちょっと飼い主も日常を取り戻し始めます。

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2月に入ってからはさらに調子がよくなりました。
通院して貧血の治療を続けていますが、お医者もちょっとほっとしている様子です。
「今にも死ぬかもしれない」という状態の時は飼い主は付きっきりで、写真も1日100枚とか撮ったりしてるくせに、こうなるとまた油断して、今までと同じような暢気な暮らしに戻ったりします。

節分が終わってしばらくすると、また調子が悪くなってきました。

風邪っぽい症状で、食欲がなさそうです。病院では、少し薬を変えてみましょうということで、しばらく様子を見て、次回はまたフル検査してみましょう、と。

血液、レントゲン、エコーです。もう何度この検査をやったことか。

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具合が悪そうなのに、2月7日は妻とちょっとしたドライブに出かけました。随分久しぶりのレジャーです。

具合が悪いことに慣れたせいか、薬をやってるので安心と思ったのか、みっけが「行っといで」と送り出してくれたせいか、何なのでしょう。

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翌日8日の朝、みっけがトイレの猫砂にうずくまって動かない。様子が変です。連れ戻すときょとんとしています。

いつものように強制給餌と投薬を済ませます。最近では珍しく少し嫌がって噛まれました。

昼頃はいつもの席で横たわり「にゃあ」と話しかけられたので「どうした?」と撫でてやりました。

そして、午後4時前にいつもの席で、いつもの寝姿のまま息を引き取りました。
なにそれ。

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なにそれ。

夜はお通夜を開催しました。

妻が大慌てで花を買いに行き、ろうそくを灯し、それらしい演出を施します。祭壇が出来上がりました。

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夜中までみっけの通夜です。

実感などありません。まだ薬も、専用の餌も残ってます。とめも残ってます。我々も残されています。
本日夜、最後のお別れとなります。

新しい家に越してきて、みっけは非常に楽しそうでした。
余命2日とか3日とか言われたのに、2ヶ月近く生き延びました。
ちょっと間に合わないときもあったけど、トイレにもよたよた行けました。
映画を観たりレジャーをしているときは待っていてくれました。
みっけはブラックだけどいいやつでした。
ペットを飼ってる人にだけわかるこの辛さ。所詮猫なんですよ。ただのペットなんですよね。でもこんなに堪えることはない。なんでしょうね、これ。

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過保護ハウス その2

みっけの調子が悪くなったことに気づいたのは、ふと姿を消して風呂場にいたときです。

風呂場のみっけ
風呂場のみっけ

この場所は普段はとめの場所。みっけが行くようなことはありません。

「またとめが乗り移ったか」と思ったりしましたが、どうも様子が変。

そういえば、エサを食べていない様子です。さらに便通も滞っているみたい。トイレはとめと共通なので気づかなかったんですね。便秘か?

持ち上げると体重が軽くなっていて、体温もちょっと低いことが感じ取れます。何か病気っぽい。

翌日にはさらに不可解な行動を取りだし、いつも行かない物入れの奥や3階の人気のない隙間に入り込んで隠れるようにじっと佇むんですね。

なんとなく厭な予感がしたんですが、予感どころか、これ飼い主の判断が遅すぎたんですよね。なんという愚かな飼い主。
さらに翌日の朝、血反吐を発見。またもや妙なところに隠れに行っているみっけを抱き上げて体重の軽さと低体温に背筋が凍りました。

「死ぬ」

とっさにそう思って午前中の診察に間に合うよう大急ぎで病院へ連れて行きます。

血液検査のあと、レントゲン撮って、さらにエコーまで撮って、診断が下りました。

腎臓癌の末期でした。血液にも広がっている。悪性リンパ腫。どうやら胃も。このままでは余命2日くらいだということでした。
やはり、あのまま死のうとしていたのですね。
点滴とステロイドの投与を試してみるということでそのまま入院。

黒沢作品「生きる」を観たとき以上にどういうわけかボロボロ涙が出てきて止まらなくなり慌てていろいろ検索して如何にダメな飼い主だったかを痛感しながらも、なかなか現実を受け入れられない。猫飼いって情けないですね。

時間が引き延ばされたように感じた3日間、点滴とステロイドの効果が上がることを期待して毎日様子を見に行きます。

 入院
子猫のように小さくなったみっけ

 

効果は少しあったようです。小さな奇跡が起きたのでしょうか。
入院をさらに延長し、点滴、強制給餌、ステロイドで生き延びます。その間に飼い主はゆっくりながら現実を受け入れて覚悟を決めることができます。

点滴で投薬
点滴で投薬

6日間の入院の果て、今すぐ死ぬという危篤状態は脱しました。いよいよ退院です。

実際のはなし「もう二度と連れて帰れないかもしれない」と思っていたので、最後に家に帰れるだけで十分幸せかもしれません。
とめはみっけの入院中、しきりに相方を捜してにゃーにゃー言ったり飼い主にぴたりくっついて離れようとしなかったりと、それはそれで哀れな数日を過ごしており、退院は素直に喜ぶべきイベントです。

再会

 

さて、低体温のため常に暖めておかねばなりません。
ずっと前から何故か捨てずに持っている中途半端なアングルラックがあります。

昔は仕事の道具の仮置き棚として、改装記ではまず始めに仮の机として登場したあのアングルラックです。

最初は仮の机として

アングルラックテーブル(笑)

次は板を乗せられ

ラックに板乗せテーブル(笑)

最後は布を掛けられ猫ハウス置き場になったあれです。

布でごまかされたアングルラック

これが役に立とうとは誰が想像したでありましょうか。

もう使っていないホットカーペットを敷き、その上にアングルを置きます。

布の片方を床まで垂らし、足りない分をビニールのシートで継ぎ足します。このビニールシートは本当に病院のカーテンで使っているあのシートです。

Web改装記録 wp 改装記録 過保護ハウス2
Web改装記録 wp 改装記録 過保護ハウス2

そして開口の部分へ向けて、ファンヒーターを緩く焚くのです。
アングルラックの内側は空気がこもってビニールハウスのようにぽかぽか。
なんという役立ちグッズ。

これが過保護ハウスです。

過保護ハウスのみっけ
過保護ハウスのみっけ
過保護ハウス
ぽかぽか過保護ハウス

過保護ハウスの恩恵を最も受けるのは、たぶんとめです。
なぜか急に家が24時間体勢でぽかぽか陽気になったので幸せ一杯なんです。

すっかり小さくなったみっけですが、病院より家のほうがずっと落ち着くようです。

落ち着いたみっけ

危篤状態は脱し、癌の進行も少し収まりました。退院していよいよ抗癌剤治療です。副作用がほとんどない軽い抗癌剤もあるようで、それを試してみるのです。

上手くいけば、癌と共存しながらもうしばらく生き続けられるかもしれない。
副作用が出たらもうお仕舞いです。
効果は2割ほどの期待だそうで、気休めと言えば気休めですが、あまりきつい抗癌剤治療には積極的になれません。

さて、それからというもの、毎日が猫の介護状態です。
薬を飲ませるコツは少し掴んできましたが、強制給餌は難しいです。量もたかがしれています。

問題は、自力でエサが食べられないことです。食べて出すという基本中の基本が出来ないとき、薬と点滴で生き延びさせて、それが果たして猫として生きていると言えるのでありましょうか。
しかしやれることはやった。父親の時でも、これほどのことはしなかった。

悠々とめ
悠々とめ

とめも介護の覚悟を決めてりりしく佇むのでした(ほんとはみっけ用のぬくぬくや美味しすぎる餌のおこぼれを頂戴できて幸せを感じている)

過保護ハウスの中は今日もぽかぽかです。
夕べはうちのおもしろ奥さまが半分入り込んでそのまま寝ていました。

 

過保護ハウス

過保護ハウスのみっけ

みなさまお久しぶりでございます。家改装のブログです。秋に一区切りを迎え、更新は見事にストップしております。

それでもちらほらとお客様ご来訪の手応えを感じていまして、お越しのみなさま、今日もご機嫌よろしゅう、辺境のブログへようこそおいでくださいました。

冬は寒くて工事や改装をしている場合じゃありませんので、このまま春まで何の音沙汰もなしに過ごす予感がしておりましたが、何故か師走の忙しい時期に唐突に更新するのであります。お久しぶりです。

今回は過保護ハウスができるまでの記録です。改装やDIYとしては非常に情けないしょうもない話なのでありますが、ひとつお付き合いのほどをお願い申し上げます(ここで拍子木)

(※ 対訳:しょうもない=つまらない)

 

我が家には拾ってきた姉妹の猫がおります。茶色くて子犬のようなのがとめ、三毛猫柄のほうがみっけです。

10年前、箱の中でこの二匹が抱き合ってにゃーにゃー泣いているのを見つけてしまい、仕方なく持って帰ってそれ以来仲良く暮らしています。

PICT0830.jpgとめとみっけ

2007年に引っ越したときは変化を嫌う猫がストレスを感じるのではないかと心配したものですが、無事新しい家にも慣れてくれて、それどころか性格が黒くて高慢ちきだったみっけがやたら楽しそうに素直に振る舞うようになって驚いたくらいでした。

箱の中のとめとみっけ

逆にお調子者でひょうきん子狸だったとめのほうはちょっと人見知りをするようになり、もしかしたら引っ越しを境に二匹の魂が入れ替わったのではないかと本気で思ったりしたものです。

寝転ぶ猫

親ばかというかただの馬鹿というか、iMacの中には猫の写真が数千枚、いつの間にこんなに撮ったのだと思うくらいの写真が保存されています。

とめとみっけ

完全な家猫なので外には出ません。ただし屋上には出ます。
とめは屋上が好きで、いつまでも一緒にビアガーデンをやっているのですが、みっけのほうは少しの間だけ付き合ってさっさと帰ってしまいます。

屋上みっけ
ベロをしまい忘れてますわよ。

もちろん、寒い冬は近づきもしません。人間も猫も。
新しい家で2年も暮らしているとすっかり馴染んで、新しい遊びを思いついたりします。そのひとつが椅子取りゲームです。
我々人間が座っていた席からちょっと離れたら、その隙を狙って走り寄ってきて席を奪って超絶速度でくつろぎ体勢に入るのです。

椅子上の猫

「うわっ。また席取られた」
主に席を奪われるのは奥様のほうです。最初は笑っていても、だんだん本気で怒り出すほど椅子取りゲームは本気です。大抵はみっけの勝利です。とめはどんくさいのでこのゲームにはなかなか参加できません。

椅子取りゲームは連日開催され、もはやゲームではなく戦争の形相を帯びてきました。
椅子取りゲームの苦手なとめが好きなのはお風呂です。
人間が風呂から出てくると、湯気の立つ風呂場に速攻入ってアロマキャットと化します。しばらく寛いだら、いい匂いをさせながら戻ってきてそして寝ます。

風呂場のとめ
みっけは風呂場には近寄りません。いつもくっついている二匹ですが好きな遊びはそれぞれ異なるんですね。

冷蔵庫みっけ
こういう、高いところに昇ってしれ〜っとしてるのはいつもみっけです。体重の重いとめには無理な芸当です。

勝手に「みっけがお姉さん」「とめが妹」と決めています。新しい場所にチャレンジするのも、相方の身体をぺろぺろ舐めて綺麗にしてあげるのも、殴り合いやキックが強いのも常にみっけのほうだからです。

性根が黒いブラックみっけにも少しだけ愛らしいところがあります。おでこを押し当てて寛ぐのが好きなのです。主に飼い主に対して、ぎゅーっとおでこを押し当ててきて目を閉じ、幸せそうな時間をすごします。時には壁やとめにも同じようにおでこを押し当てて寛ぎます。要するにおでこを押し当ててさえいれば安心なのでしょう。

箱の中のとめとみっけ

こういう姿を見ると、もしかしたら妹はみっけのほうかもしれない、と思ったりもしますが、実のところどうせ同時に生まれてるし、姉も妹もないわいな、というのが結論です。

あ、だらだらと説明調の文章を書いていたらもうこんな時間。
過保護ハウスの話に辿り着く前に今日のところはこれにて御免。

洗面もう一つの家具 その2

全然期待されぬまま黙々と作っている洗面のもう一つの家具の仕上げです。

クリア塗装も済ませてつるつる仕上げになっている材料を使って、枠になる部分を組み上げました。

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天板にあたる部分は、余っている端材を並べて作り、シナベニアを表面に貼り付けます。シナ合板の節約と端材の有効利用でございます。

組み上がれば、例によって引き出しの確認、OKが出れば引き出しの表面を作ります。

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こちらもラワン材で作ってから表面にシナベニアを貼ります。ビス頭が見えていてもいいので組むのが楽ちんなんです。
背中側は、引き出しの後ろの見えないところにだけ補強の板を貼りつけ、下のほとんどの部分が筒抜けという仕上がりになりました。ちょうどの隙間に挟むだけだし、強度の心配も要らないでしょう。

最後に天板をつるつるに磨いて完成です。

引き出しが1個だけある筒状の箱ですからこれは簡単に出来上がりました。さっそく現場に置いてみましょう。今度は何かに引っ掛かったりすることはないはずです。

ちょっとでかいのでよいしょこらしょとリビングに持って上がると、室内の変化に敏感な猫はちょっと身を避けて遠巻きに様子を伺います。許すかどうか考えているのです。

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猫を無視して以前作っていた馬鹿なものを撤去して入れ替えます。撤去は簡単でした。何せ棒に板が乗っているだけですから。

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入れ替えました。

前回作った反対側の隙間収納と素材感ぴったりです。洗面所の小物たちも引き出しに収まりました。

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ここまで来れば真ん中にでーんと鎮座している洗面化粧台そのものが非常に気になりますが、これを洒落たものに交換するなんて贅沢なことは当分しないでしょう。

引き出しに小物を片づけた妻は、この仕上がりにまんざらでもなさそうです。よかったよかった。

これにて洗面所はひとまず完了です。どもどもお疲れ様でございます。

みなさまの励ましのおかげでここまでやれました
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洗面もうひとつの家具 その1

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さてさて洗面所の日曜大工ですが、洗面台の右の隙間にはかっこいい家具が入りました。はて、左側はどうだったでしょう。
こうでした>まさに雑多

これはひどい。板を棒で支えているだけです。
こんなのじゃイヤイヤってことで、ここを修正しましょう。右側と同じテイストでもうちょっとマシなものを作ってみようではありませんか。
というわけで設計図を書いて遊びます。
ここは洗濯物入れが来ますから、大きな仕様変更はしません。でも引き出しのひとつもつけたいところ。

棚図面

脚をやめて板で覆われた外枠にすることですっきりします。テーブルから家具へ、魅惑の大変身です。棒の脚に比べたら大幅なコストアップになるので無駄っぽいなあと思いながらも家具性を重視。しょうがないこれでやってみましょう。

最初は、洗濯物を入れる部分も格好良くフタをするつもりでしたが、今回そこまではやめておくことにしました。フタのシステムを考えるのが面倒なのと、そのシステムよりがらんと開いていた方が利便性が良さそうだからです。

そもそも妻はこの家具には全然興味がなく「引き出し?いらんいらん」「作り替え?せんでええせんでええ」「ここ、どうでもいいし」「でも今のままじゃダメすぎるけどな。あはは」と、こんな調子なので、これは一体誰の何のためにやるのか、今ひとつ目的意識に欠ける日曜大工です。典型的な「ダメ父さんの無駄ムダ日曜大工~余計なお世話~ 編」になってしまうのでしょうか。
・・・・・。

気を取り直してさっそく作りましょう。
両側面の板はすでに切り出してあります。一度作ってみて上手くいったスライドレールを調子に乗ってまた付けてみます。

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スライドレールについてひとつ書いておきたいことがあります。

色んな種類のスライドレールがありますが、仕様図をきちんと公開しているメーカーの製品を使うことが非常に重要です。罫書きをするときに必要なんです。
ホームセンターで変なのを買ってしまうと、ぺらぺらの簡単なコピーしか添付されておらず、寸法もまともに記入されていなかったりします。そうなると適当に当ててみて罫書きする以外になく、誤差がいっぱい発生して最終的に何だか歪んだ取り付けになってしまいがちなんですね。

あと、全開するタイプや三段引きの高価なスライドレールは、職人熟練度が低い私のような半端者は避けた方がよさそうです。施工誤差の許容量が「0~0.5mm」なんていう条件がありますよ。無理無理(笑)

と、いうわけで誤差数ミリあっても安全に動くスライドレールを取り付けたら両側面は一旦放置。

後の塗装が面倒なのでこの段階でクリアを塗っておきました。

下地を整えて1回目の塗り、それが乾いたら毛羽立ちを研磨して2回目の塗り、それが乾いたら丁寧に研磨して3度目の塗り、それが乾いたら水研ぎで磨いてサンジェットP636で仕上げます。でも面倒なので2度塗りのあと水研ぎしてそれで済ませました。

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さて引き出しを作ります。
90mm幅の板を切って貼って、底面は板の二枚重ね、約6mmの厚みです。ちょっと弱いかな。でも重いものなんか入れないし、大丈夫でしょう。

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2枚重ねたベニアの接着がちょっと弱かったので慌てて補強したりしながら、引き出し制作は続きます。
もうね、何かすいすい進みます。
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続きの変な語り(本編とは関係のない話です)

冒頭の「洗面台の右の隙間・・・云々」というあたり、右と左を全部間違えて書いていたので修正したんです。左右逆でした。

いえ、ほんとは間違えてないんです、いや違うのかな。
「洗面の左側」と書きながら、頭の中では右側でした。えっと、向かって右側って意味ですね。

洗面台と対峙する位置に立ったとき、自分の右側を目線と平行に延長させたときに壁と当たる位置を、自分の目線が世界の中心と仮定して主観的に名付けると「右」なんですね。これを世間一般では「右」と呼びます。

「向かって右側」と言うと判りやすいんですが「向かって」を省略するんですよね。
向かって右を頭で思い浮かべながら、「洗面台の左側」と書くとき、いつのまにか自分は洗面台になっています。だから左と書いて何の疑問も湧かないんです。

洗面台である自分が対峙しているひとりのおっさんから見れば「向かって右」即ち「右」となるわけですが、洗面台である自分から見れば当然「左」です。

そもそも「左右」ということばは方向を客観的に示すものではなくて、常に主観から定義する相対的なことばだからして、常に「誰にとって」の左右なのかを明確にしなければ迂闊に「右、左」などとは言えません。

明確でない場合、ついつい相手に感情移入して相手にとっての左右を真っ先に想像してしまうんですね。

「洗面台の」と、ここまで書けばもう自然と自分は洗面台です。なので「左」と続きます。

思い返せば、もともと、左右がわからないアホの子でした。
右利きなので「お箸を持つのが右手、茶碗を持つのが左手」と、こう習いましたんで、それは理解できる。右手は「はいこっち」左手は「はいこっち」と、正しく答えられます。

ところが黒板の前に立つ先生が「はい、じゃあ黒板の右を見て~」と言うともうだめです。黒板の右だから、生徒から見れば左です。ひとりで反対側を見ます。
さらにひどいのは交通ルールでした。

「歩行者は道路の右側を通行しましょう」なんですか、それなんですか。道路ってどっちが右ですか。道路の正面ってどっちですか。なかなか道路になりきれませんので混乱します。

自分の進行方向を主観にして右ですか。と、すると向かいから来る車は自らの進行方向を主観に左側を走ってくるから、そのままでは正面衝突じゃないですか。車の危険から身を守るのだから、車の進行方向を主観に右ってことですか。じゃあ、両方向から車が迫ってくるときは、どっちの車にとっての右を歩けばいいんですか。
と、まあこんな感じです。

会話でこの言葉が出てくるときなどは日常的に危険で、下手をすると単なる狂人です。

大抵の場合話し相手は向かい側にいるものですから、左右の言葉が会話の中で発せられたとき、それが何を主観に置いた左右なのかとっさにはわかりません。

1. 相手にとっての左右
2.自分にとっての左右
3.相手が自分の立場に立つ左右
4.自分が相手の立場に立つ左右
5.会話しているテーブルにとっての左右
6.会話している部屋にとっての左右
7.上記 5、6に関しての「では正面はどっちだ」の混乱
8.北を上とした場合の方角としての左右
9.会話に出てきた場所のファサードにとっての左右
などなど。

いろんな左右の可能性が頭の中を駆け巡り、ゲシュタルトの崩壊を起こして固まってしまうんですね。
このように「左右」は難しい。とてもむつかしい。
もうこんな難しい左右などという言葉はなくなってほしい。しかしそれも不便です。
あっ、そうだ。「左右」の代わりに、舞台用語である「上手(かみて)、下手(しもて)」にすればどうでしょう。
客席から見た舞台の右方向を上手、左方向を下手と呼びますが、「左・右」と「上手・下手」は似ているようで全然違います。
「客席から見た舞台の方向」という、変更なき絶対的な条件を踏まえた上での言葉だからです。
舞台から見ても、客席から見ても、舞台にとっても、小屋にとっても、舞台にいないもぎりのおばちゃんにとっても、上手といえば舞台上のただひとつの方向を指すのです。誰がどの方向から見ようとも、絶対に上手と下手が入れ替わることはありません。
これはいい。

と、いうことで実は普段でも左右の代わりに「かみて・しもて」と言ってしまうときがあります。でも大抵の場合「へ?どっち?」と聞き返されます。そうです。この言葉の弱点は、認知度が低いということです。
それともうひとつ、漢字で書くときに「上手(じょうず)下手(へた)」と読む方が明らかにメジャーであり普通であるからです。

さらに明らかに問題なのは、二人の登場人物がテーブル越しに向かい合って会話しているとき、客席がどちらかが不明確なことです。
「面白いことをいってるほうが舞台」そうでしょうか。「面白い会話をしている二人を見ている他の席の客」が客席かもしれません。あぁ。こんな定義じゃあやふやすぎてダメです。このアイデアは却下するほかないでしょう。
というわけでやはり難しい左右の問題でした。

まことに難しい問題です。
というか全く馬鹿馬鹿しいお話でした。
どうもすいません。