1Fトイレにソフトスウェード

1階にはトイレがあって、ここは全く改装を施していない魔の地帯でした。もともとあった小汚い洗面台だけ取り外して、もっと汚い仕事用のステンレスシンクに交換しただけです。

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大改装でステンレスシンクはどろどろのこべこべになってしまいました。

塗料からパテからモルタルからジョリパットまで、闘いの後も生々しいです。このシンクはいずれ交換ですねえ。

1階トイレ改装のイメージも湧かないので、仕方なしにちょっとぐらいマシになるようにべたべた貼ってある色んなプレートやシールをシンナーで剥がし、痛んだタイル目地を埋めたりします。

写真がないのでおぞましさを伝えきれないのですが、天井にはきらびやかな布クロスが貼ってあって、シミや剥がれでホラー映画みたいになっていました。触るのも怖いぐらいでしたが「なぜ2009年になった今でもこのまま放置していたんだろう」とある日気づいて、勇気を出して天井クロスを剥がしました。
天井下地はコンパネ貼りで、目地処理のパテもすっかり痛んでいます。

仕方なしに丹念に下地をやり直し、色を塗ることにしました。

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そういえば以前試しに買ってみたシャーウィン・ウィリアムズの「ソフトスウェード」という塗料が未開封のまま保存してあります。

わりと上等の塗料なので気負いしてこれまで全く使う箇所が思いつかなかったんですよね。
かといってトイレの天井に使うってのもどうかと思うんですがとりあえず塗ってみた。

この塗料はまず一回目細かいローラーでフラットに塗ります。2度目はローラーで塗った直後に堅い刷毛でガシガシこね回すと、あら不思議、スウェードのような質感が現れるというそんな塗料です。

結果はこうなりました。

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もちろん、以前までの汚らしいクロス天井に比べたらすっきり気持ちよく仕上がりましたが、一所懸命塗った割にはソフトスウェード実験はまったくの失敗です。

なぜって、第一色が悪い。青みがかったグレーですが、モルタルか何かにしか見えません。せっかくのスウェード質感も、汚れか塗りムラにしか見えないという情けなさ。天井だし、照明は暗いし、実際には明るく見積もってもこんな色味に見えます。

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無意味・・・・

まあでも天井が綺麗になって、目地も埋めたし、1階のトイレは少しはましになりました。

ソフトスウェードはもっと他の良い場所に塗らないと駄目ですね。

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下水マス交換とアースシール

みなさまおはようございます。記事はやっと今年2009年に突入です。徐々にカレンダーに追いついてきましたが、真に追いついた時、このブログの更新は滞るでしょう。あぁどうしましょ。

見事天井が出来上がり、事務所として機能させるべく隅のほうに机を用意したりファイルを置いたり、だんだん形になってきた1階職場環境、残る課題は床です。

土間からの冷気が強いこととデコボコの不陸が気になること以外に、事務仕事をしていて気づいたことがあります。
下水臭です。

机の真下の下水マスの蓋が怪しい。あっ。そういえばここに書いた通り(1F土間、左官床上げ)蓋だけ新しくなったけど中身を全く見ていなかったのです。

おそるおそる蓋を開けてみました。
「おぅ」のけぞります。

コンクリートで囲まれた下水マスがあるはずのその場所は、もはや原形を留めぬ崩れた暗渠、どろどろの汚泥地帯、ぐちゃぐちゃの腐臭に満ちた地獄、妖気漂う宇宙苔の繁殖湿地だったのであります。

紹介されて電話番号を教えて貰っていた設備屋さんの携帯に泣きながら電話します。
「あぅあぅ」
「泣いてちゃ分からんよ、どうされましたか」

事情を説明したら、たまたま近くの現場にいるので夕方寄ってあげよう、とのことでさっそく見てもらいました。

どんな大袈裟な工事になるのかとビビりながら聞くところによると「下水マスを交換しますよ。今週末に時間取れます」ってことで、見積もりを作ってもらうことになりました。

ネットというのは何でも調べられて便利だけど現実世界の生の情報には全く届いていない部分もあります。下水マス交換で検索しまくって調べ上げた一般的な工事価格の半額以下の見積もりが届いたので速攻電話をして工事をお願いしました。あぁ、ネットで見た工事価格は工務店の取り分を含んだ価格、あるいは値引き前の価格だったわけなのですね。

設備屋さんが来る予定の日までに2箇所ある下水マスの周辺を完璧に綺麗に片づけてわくわくして待ちます。設備屋さんは二人連れで現れました。

今どきはコンクリートの下水マスは使用せず、塩ビパイプのような小さなマスを使用するものなのだそうです。

1日がかりで2箇所のマスを見事交換。設備屋さんかっこいい。ありがとう設備屋さん。

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こうして、下水マスが新しくなり、清められた1階となりました。
これで次なる計画に取りかかれます。次なる計画とは、もちろん床材を敷き詰める計画です。

ただ同然で手に入れた3種類のフロアタイルが手元にあり、数は全然足りないとはいえ、もうフロアタイル計画は動き出しています。止まらない汽車に飛び乗ってしまっているのです。
例えば、ちょっとした時間の隙間にIllustratorを立ち上げて今あるフロアタイルをどんな風に敷けばいいか考えたりして遊んでいます。
奥の方を事務所として使うことと、今すでに置いてある収納関係から、バラバラな色を散らすよりこのようにまとめたほうが良いんじゃないか、と考えこんな方向で検討。

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部分的に仕上げていくこの考え方だと、今あるフロアタイルを途中まで貼ればその部分だけ完結させることができて家具も置いてしまえて効率がよいのではないかと判断、そうなると実現へ向けての下準備にすぐさまとりかかります。

床の不陸を整える方法を色々検討しましたが、結局ものは試しに床平滑材を使用することにしました。

平滑材や床パテにもうんざりするほどの種類があり、どれが何なのかさっぱり分からない。ヤヨイに限っても、アースシールとアースタックがどう違うのか見たこともないからわからないし、さらにそれぞれに型番があって判断不能。

どうにでもな~れ~、といつもの呪文を唱えながら安そうなのを20kg注文、さっそく工事に取りかかります。

平滑材って結局モルタルの一種なんですね。指定の分量で硬化剤と水を混ぜてとろとろ~と床に流し、コテで均していきます。
あ、これ難しいわ。平滑材より、パテのほうが良かったかも。

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で、2日に分けて荷物を動かしながらアースシールを施工。

コテが下手糞なので不陸が直ったのかより酷くなったか分からない状態になってしまい、完全硬化前に研ぐことにしました。
もう埃は出すまいと思っていたのによりによってモルタルを削ることになるとは。

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うーむ。こんなのでいいのか。大分ましになりましたが今ひとつ床材を敷き詰めるには頼りない平滑さです。

こんな大変な目に遭うのならコンパネを敷き詰めれば良かった、と後になって最良の方法を思いついたりしますがもう遅い。

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細かいデコボコは押さえましたが、大きなうねりは素人では無理です。ここらで諦めるべきですね。

敷物が綺麗に仕上がらなければ、次は床パテを使ってみよう、と思ったところで床不陸の修正はこれにて一旦終了。

今あるフロアタイルを奥の方に貼っていくことにしました。
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2008年雑記

1階の天井工事が完結した2008年の秋以降は、さすがに改装工事の緊急性も薄れ、ようやく暮らしと仕事主体の普通の人間の暮らしを手に入れた状況になりました。

映画を観たりテレビの前でスポーツをしたりと、娯楽にも精を出します。寒くなるまでは散歩にも積極的。

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竜安寺に上賀茂神社に下鴨神社に天神さんにと、以前の超便利だったところに住んでいたときよりも頻繁に出歩けるようになりました。不便な土地柄だからこそ出かけたくなるのかもしれません。

すぐ近所は昭和臭ただよう過去の町、裏通りとか妙な建物もたくさんあります。

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今ではすっかり駆逐されてしまった喫茶店の存在も大きい。
こんな喫茶店が健在です。

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いい感じ。

と、こんなふうに家の外にも目が向くというほど改装工事は一段落も二段落もついたわけでして、そうなると工事じゃなくて小物やインテリア系(笑)に興味が移ってくるのが悲しい人間の性、いやべつに悲しまなくてもいいんですが。

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テーブルを作ったときの端材で作った窓辺のカウンター。
おもちゃと燭台に混ざってなぜかマスキングテープと199円時計がディスプレイされております。

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家中の照明が電球ですが、電球よりもさらに雰囲気が良い照明はろうそくですね。
ろうそくも沢山あります。
冬っぽいです。

最近やたらと「マイブームのガチャ柱」というフレーズを書いてきましたが、思い返せば収納に関してはずっとマイブームの繰り返しをやってきたのでした。

数年前はこのエレクターもどきがマイブームで、まあ、パーツを買いまくって家中職場中がエレクターもどきで溢れかえりました。今では余っていて処分に困るほどです。

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で、板をくっつけてキッチンワゴンか何かとして使用したりしています。

コロコロもついていて便利といえば便利なんですけど。
エレクターもどきのずっと前、20年とかそんなレベルの昔は工場っぽいアングルラックがマイブームでした。大分処分しましたがまだ持っていて、納戸代わりの映画部屋の奥には今でも4台の大きなアングルラックが鎮座しています。

今後のテーマとしては無骨なアングルラック地帯も要改善です。
今後のテーマといえば、リビングの隅のほうも気になることが。

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後ろのほうに見えるごちゃごちゃ地帯。光ケーブルの根っこ、ルーター、テレビなどがひしめいている一角です。

テレビはWiiを点けるために必要なので置いてありますがテレビ番組は写りません。92年に買ったブラウン管テレビなのにまだ生きています。邪魔です。

電気製品はごちゃごちゃしていて収まりが悪いですねえ。
この奥の地帯もいつか上手くまとめたいものです。

と、支離滅裂な無意味なことを書いているうちに2008年も暮れていくのでありました。
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完成写真

それでは天井がどのように完成したかをお送りします。
奥から表方向を望むとこんな感じ。

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四角い穴は、換気扇の蓋や点検口が付きます。

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棚上の開口。今から思えば、この細工に意味があるのかどうか微妙なところですが、もともとの天井高を覆い尽くしたくなかった気持ちの表れです。

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もうひとつの開口場所の小細工、おもちゃ置き場。予告通りおもちゃを置きました。

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苦労した配水管ジャンクションを覆う細工。隙間の絶妙な位置ににダウンライトまで仕込みました。ライトの下に小さな絵が飾れそうです。

配水管ジャンクションにアクセスするときは上部の正面を破壊します。そのため正面のボードだけ糊付けされていません。それ以外にアクセスしなければならないときは・・・まとめて破壊する以外にありません。

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横断する配管隠しを利用した物入れ。全てパタン扉を設置。なにかと色々収納出来ます。

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これは直近の写真ですが、パタン扉にぽっちりがちゃんと付けられているのも確認出来ます。

蛍光灯を消してダウンライトだけにするとこのような灯りになり、落ち着きます。

二箇所の照明付き開口が、まるでその上に天窓があるかのような白い光を放っていまして、これがなかなか効果的です。
今後の課題は、奥に見えるコルクを貼った壁とその上の剥き出しの棚ですね。ごちゃごちゃしているので、いずれ改造が必要でしょう。

エアコンの真下にあたるちょっとした空間、元もと厨房だったところですが、ここも要改造です。

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倉庫と階段室への出入り口をとりあえず塞ぎました。余ったスタイロフォームに余ったクッションフロアを貼った偽引き戸です。
厨房タイルもこの際だからミッチャクロンで下地をして塗装。これにより若干居心地が良さそうになったので思い切ってこの狭い場所を事務所にしてしまいましょう。

余っていた会議机と偽エレクターで事務所部分を仮設。

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後に会議机は撤去してもう少し大きくて綺麗なコンピュータ用の机と入れ替えましたが、この狭い事務所はエアコンの効きがないという致命的欠陥を除いてなかなかの居心地の良さです。
この場所もさらなる改良を施す日が来るでしょう。現在は構想を練っているところです。

こちらは表側の扉の横。
この壁は、外装の続きでタイルが回り込んでいる箇所です。表側はジョリパットで埋めていますので、その繋がりとして当然同じ処理をしなければなりません。

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ジョリパットを塗ったくって、ちょうどの幅の額縁があったので置いてみました。

ちょうどすぎて狭苦しく感じますがこの額縁は邪魔だったのでここに置くことにしました。中身がないのがマグリットっぽくてアーティスティックですね。ですか?

と、いうわけで天井工事の完成をお届けしました。ここまでお付き合いいただいてありがとうございました。

最後に戒めをいくつか。

ひとりきりで行う天井造作工作ははっきりいって地獄の苦しみでした。こういう作業はみなさまに決してお勧めしません。大人二人以上で行いましょう。

古くて乾燥した木製の足場板は割れることがあるので信頼するのはやめましょう。二枚以上重ねて使うか、金属のものを使いましょう。

重要な木材は材木屋さんで仕入れましょう。安物を買ってしまうと歪みや質の悪さで効率が半減してしまいます。

調色の材料を持っていて得意だからといって適当に作った色を建築塗装に使用するのはやめましょう。補修や塗り足しの際に色が合わなくて困ることになります。なるべく塗料メーカーの型番や日塗工の番号で管理しましょう。

日曜大工は仕事に支障をきたすほど熱中するのは避けましょう。仕事が出来なくなって後で焦ります。

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天井を仕上げる

大きなところは出来たので、あとは好きこのんで勤しんだ数々の小細工部分のペーパークラフト的ボード貼りの仕上げをやるばかり。

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こういった細かい部分の工作です。その都度考えて測って切って貼っていきます。必要があれば寸三で下地を作ったり余った木を添えたりします。

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配管隠しの延長線上に作った平もの置き場。僅かでも空間を確保したい一心で細かいデコボコがあってややこしいですがどうにかこうにか形になってきました。

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おもちゃ置き場にする予定のここも大変ややこしいことになってきております。
コーナービートやジョイントテープも同時出動させてボードの醜さをカバー。下地パテなのか造形粘土なのか判らないような危うい工作です。

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どうしても換気扇のダクトがはみ出てしまう箇所もありまして、そんな部分も情け容赦なくボードで小細工しています。
ここもコーナービートを造形の補強のために用いたりして、後の処理が面倒くさくなること請け合い。

そんなこんなの最後の悪あがきを経て天井造作は完了。ここまで、3ヶ月かかりました。ついにやりました。ぃやっほー。

で、ここからはいよいよパテやって塗装です。
塗装?得意得意。と余裕をカマしているかというと全くそうではなく、この時点で精も根も尽き果てていました。

下地パテの作業を開始したものの、大工工事の達成感とこれから訪れる研磨や繰り返しのパテ作業の面倒くささに体力気力共に溶け出して流れ落ちてしまっています。

下地パテ半ばにして床に崩れ落ち、天を仰いで「もうだめだ。こんなとき、スーパーマンがいてくれたらなあ」と思わず嘆いていると、なんとスーパーマンが現れました。
「普通のスーパーマンにパテは無理だ。私に任せなさい」ひげ面にドレッドヘアの大男がそういって瀕死の市民からパテ盛板とヘラを奪い取り、弾丸よりも速くパテをしごいていきます。

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「仕事が速すぎて動きが見えない。あれは鳥か、飛行機か、それとも神か、いやちがう、あれはスーパー塗装マン!」
スーパー塗装マンは、私ならあと数日かかるであろうパテ処理を半日で終わらせてしまい、さらに見えない速度でペーパー掛けを済ますとローラーをがしっと掴んで塗料の缶に突っ込み、光の速度で塗り始めました。
気がつくとすっかり塗装を終えたスーパー塗装マンが微笑んで「困ったときには笛を吹きなさい」と言い残して去っていきました。
「ありがとうスーパー塗装マンのおじさん。よし。僕も大人になったらおじさんみたいな職人になるよ」と手を振りながら見送ると、空の色がうっすらオレンジピンクの光に包まれ始めておりました。

何書いてんでしょうか
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電気工事

天井造作は急展開です。

N川電気の一味がやってきて、予てより用意していた2台の換気扇と9台のダウンライトを取り付けてくれました。

ちゃんと集中制御室での操作が可能なようにスイッチもたくさんです。集中制御室って何やねんですが←ただの集中スイッチコーナー

配電盤から出ているスパゲッティの中から、適切な線を利用したり足したりしながら、電気機器の取り付けが進みます。
9台のダウンライトは、奥のほうに3灯、壁側に3灯、棚側に3灯、ちょっと数が少ないのですが1灯あたりの光量がけっこうありましたので良しとしました。

墨出しは私の仕事なのでかなり悩みましたが、なかなかいい場所に決定出来たのではないかと。

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しかしそもそも何故ダウンライトなどを付けようと思ったのでしょうか。

本来、1階は作業場ですから、蛍光灯さえあれば良かったはずです。

ところが、天井造作を始めてからというもの、もっと居心地のいい場所にもしたいという気持ちが沸き起こってきたんです。また、お客様がお見えの時もありますし、以前の工房では不可能だった来客仕様の施工はずっと望んでいたことなのですね。

おや? ということはそもそも天井を綺麗にしよう、と思ったこと自体がアトリエ内来客仕様工事の一環であったのかもしれません。

それと、意味もなく店舗が好き、バーみたいにしたい、というアホな希望があったことは否定いたしません。

蛍光灯を消してダウンライトだけにすると、大変居心地の良い空間になります。

この考え方の延長で、床のフロアタイル作戦、収納をもっとガッチリやりたい作戦、二重ガラス箇所のウインドウディスプレイ作戦など、どんどんと妄想、否、計画が頭に浮かんでまいりますがそれはまた後のお話。

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換気扇は、仕事の制作をする壁側に二つです。時として吹き付け作業もやるので換気扇は必須。ただ、本気の吹きつけをするにはこんな換気扇じゃ全然駄目です。霧が拡散するし、換気扇も壊れます。あくまでも簡易ですね。

というか吹きつけ作業など金輪際したくありません。吹きつけなんかよりもカフェがやりたいの。

戯言はいいとして、換気扇やダウンライトの配線が完了したので天井ボードの残りを一気に貼っていきます。一気といっても重くて辛いのは同じだからじわじわですけど。

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配線とダクトが済んだので天井ボードいきます。

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こうなってこうなって

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こうなりました。

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おおおっ。大分出来てきました。これは我ながら天晴れです。
まさかひとりでこんな事ができるとは思いもしなかったですよ。人間、たまには発狂しなければ何が可能かわかりませんねえ。

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憧れの職場エアコン。ここが取り付け予定地です。下地はばっちり頑丈に作りました。

気をよくしてエアコンだけは新品を買ってしまいました。
じゃーん。

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こうして、ダウンライトに換気扇、エアコンまでが据え付けられました。

黄色い電気に綺麗な空気、涼しい風。何という贅沢。何という暴挙。何という身の程知らず。

天井完成もう少し
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ボード貼り、天井裏収納の下地

さてこちら2008年の初夏に達する頃ですが1階天井、着々とボードを貼っていってます。

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ボードを貼る作業が辛いので途中で違う作業を挟み込んだりするんですが、そのひとつが天井裏収納のための下地です。
点検口を設置してその周囲に床を作って物入れとして活用するのです。

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こんな風にコンパネを裏側に仕込んでからボードを貼ります。
点検口と天井裏収納セットを各所に仕込み、秘密の隠し場所がどんどん増えてきました。
作り付けの棚の上部の開口、脚立に乗ってのぞき込むとここも立派な秘密の物置き。

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ここはこの後ボードを細かく切って鉄骨やALCを覆ってしまいます。

フロアを横断している配管隠しのでっぱり部分。計画通りここも全部物入れです。
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ここもペーパークラフトみたいにボードで綺麗に仕上げたら、最後はちゃんと蓋をつくる予定。

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こういう細工を随時取り混ぜながらボードを貼っていくと、徐々に完成も見えてきます。

そろそろ自分では出来ない電気工事を久しぶりのN川電気さんに依頼する時が近づいてきました。ボードを貼ってしまう前に、換気扇やエアコンなどの取り付けをお願いするのです。

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屋上テーブル

今日は屋上のテーブルいきます。

屋上にはすでにベンチが2台と、元もと捨てるつもりだった昔使っていた丸テーブルが置いてあって、なかなか快適なビアガーデン地帯となっております。

捨てるつもりだった丸テーブル、これは室内で使用するMDFテーブルですから、屋上に放置しているとどんどん膨張して腐ってきました。

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これがだんだん腐ってきた

よし、ではテーブルを作ろうではありませんか。やっと奮起したのが今年の春。

ベンチのノウハウを生かし、図面を作ってみました。

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こんなのです。ベンチより簡単。ベンチの設計図はこちら屋上ベンチ

木取りは、無駄のない2×4材に対して、天板として使う1×6材は1本につき約600mmの端材が出てしまいますがこれは仕方ありません。何か他で使えたりするでしょう。

のこぎりを引くのが相変わらずあまりにも下手糞なので、ホームセンターでカットしてもらいました。
組み立てて色を塗るだけ。
これにてついに屋上にベンチ2台とテーブルが設置されました。

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設置してみると、脚が貧弱なので補強があったほうがいいかなと思ったりしますが、一旦出来上がってしまうともう熱意は失われるのでどうでもいいです。壊れたら直せばいいや、てなもんです。

こうしてさらに快適になった屋上。その結果どうなったかというと、ますます屋上で過ごす時間が増え、連日のビアガーデンが日課になるという堕落ぶり。

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ビール飲んで幸せそうな奥様の顔出しは残念ながらさすがに出来ませんが

ずっと屋上にいると目に入り気になりだしてくる事柄が出てくるというもの。壁の汚さや夜の暗さです。

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せっかく美しい雲を見ていても、壁が薄汚ければ美的興奮半減です。これはちょっと頑張って壁の塗り替えやりますか。
こうして、屋上快適化計画が沸き上がってきたのでした。

寒くなると屋上には一切行かなくなるんですよねえ
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小細工三連発

まだまだ天井の小細工が続きます。

配管隠しの延長線上に配管がない部分があるんですが、ここはさすがに唐突に段差がなくなるのも変だし、ちょうどその配管がない部分ってのが、以前浴槽があった位置の凹みもあって変なことになっています。

そこで、配管隠しの下段をそのまま延長させて、そこに出来る空間を収納に利用することにしました。

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まずはデッキ部分に下地を仕込んでボードを貼り、配管隠しの下面を延長させて繋げます。

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高さはないが面積がある、これは全紙サイズの紙など、幅が広いものを置いておくのにちょうど良さそうです。

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細かいところのボードのツギハギ、ペーパークラフトみたいです。

下面のボードは上面の塗装後に貼らないと奥に手が届かなくなるのでそれまで待ちましょう。

次の小細工いきます。

奥の方のとってもややこしいところのややこしい細工にも時間が取られました。

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えっと・・・これはどういうことでしょうか。やってる本人もよく分かりません。何となくものが置けるスペースができあがったようです。

茶色く染めてある板の部分は、ここにエアコンを取り付けるつもりなのです。残材を再利用してます。

その後、ここはこのようなことに。

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少々の出っぱりを無視して出来るだけ天井高を取ろうとしています。あとでややこしいのにね。

エアコン取り付け予定地の裏側はこんな感じ。あちらこちらに小さな収納スペースがあります。

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同じ場所を右に回ると配電盤があって、その上の空間に収納ボックスを作って差し込みました。

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文字通り差し込んでいるだけで、これは取り外すことが出来ます。

ボックスを取り外すと、配電盤から出ている電線スパゲッティを拝むことが出来ます。

つまり、電気工事がとってもやりやすい電気工事人に優しい設計になっております。

この場所の向こう側は、先日記事にも書いた、階段とフロア出入り口の中間にあたる倉庫代わりの場所です。

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ああややこしい。
もう訳が分かりません。どうにでもな~れ。

次、いきます。

さらに間抜けなのはフロアの奥の端、トイレ上部のあたりなのですが、以前作った収納の棚というか箱が天井高より少し高い事が発覚。

それで、箱を取り外して作り直すのかと思いきや、なんと箱と天井を繋げてしまいました。
おお。これでもうこの箱は天井を解体しない限り取り出すことは出来ないのだ。わはは。

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そしてその箱のすぐ横のスペースにはすでにパネルやスケッチブックが収納されています。

収納されているものは天井高より高いので、このまま天井を作ってしまうと取り出すことができなくなります。
それで、収納場所を変更するのかと思いきや、なんと取り出せるように天井に開口と蓋を作ってしまいました。

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最終的にこのような形に。なんじゃこりゃ~。

もう天井造作どころか、忍者屋敷のような秘密の小細工作りに燃えています。

あちらこちらに収納の小スペースが散乱。きっとどこに何を入れたか判らなくなることでしょう。
(実際判らなくなりました)

秘密の収納作りに燃えた忍者、次はどんな秘密の収納を作るのでありましょう。乞うご期待。

三連発をお送りしました。

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配管隠し一新

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一旦は可愛く仕上がったように見えた配管隠し、ここですが、あまりにも酷い施工のために随時やり直しています。

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このごちゃごちゃした辺りを上手に隠したい。
前回みたいな出鱈目なものじゃなく、ここは実測しながらパズルを解くように組み立てます。

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今度は天井野縁からがっちり支え、配管の修理が発生したときのために、前面ボードを外してアクセスしやすいようにも考えました。でも実際にはここは狭すぎて、万が一配管の修理が発生したりなんかしたら、やはりこの部分全部を取っ払わないと駄目だろうなあ、って感じ。

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何とも情けない防音代わりのウレタンフォーム。端材の再利用ですんでお許しを。

これでもやらないよりはましだったようで、配水管の音がかなり軽減されました。

フロアを横断している鉄骨の両脇に寸三を取り付けて、1×6材で覆います。

この辺りを境にして、作業場と事務所を両立させたいと考えているので、いざとなれば、これを利用してパーテーション代わりの何かを作ることも可能です。

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そしていよいよ、こういうややこしいところからボードを貼っていきました。

天井面にもボード進出。こちら側にも換気扇の下地を仕込んだりしながら、徐々に貼っていきます。

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大きなボードを天井に貼るのは結構地獄の苦しみでした。
頭と肩でボードを支えながら片手でビスを揉むんですが、3×6サイズでこれをやるのは相当な無理があります。

地面から天井までのT字の支えを急ごしらえで作りました。でもこれも上手くいかず、結局、ボードにビスを半分埋め込んだ状態を作っておいて、頭で支えながらじわじわとビスを効かせていくしかありませんでした。
これはあまりにも辛い。

根性で乗り切ります
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開口部の小細工

天井工程

今日もようこそ改造記へおいでくださいました。正直こんなに長引くとは思っていませんでしたがまだ更新が続いています。お付き合い感謝します。

さて2008年天井造作工事、前回の野縁を進めるの続きです。
蛍光灯の取り付けレールとH鋼の隙間を縫う絶妙な高さを維持した天井下地は着々と進行し、

天井工程

ここから、

天井工程

こうなって、

天井工程

ここまで来ました。

野縁はほぼ完了なのです。もうボードを貼れます。はっはっはっ。満足してます。

満足してくるとさらなる欲をかくのが不浄人間の特性。また新たな小細工を思いついて、こそこそと作業をするのです。
せっかくの天井高を全て覆い尽くして天井面を作るのが忍びない、その一心から思い立った小細工とは、ここです。

天井工程

ここに立ち上がりを作るつもりです。
堀込みのように開口から壁を立ち上げ、元の天井高を維持したままの小スペースを確保します。

天井工程

ちゃんと電気も仕込み、小さな立ち上がりを作りました。
ここに雑貨やおもちゃを飾って、下から見上げたときに可愛い見栄えになるようにするのです。

もう一箇所の棚の上は、天井裏収納みたいなアクセスしやすい開口を作り、こちらには普段使わない塗料の残りなどを仕舞い込む計画、ボード壁や電気も仕込みます。

天井工程

とりあえず目的のスペースは確保して、簡易的な下地はできました。

天井工程

この二箇所の開口というか立ち上がりというか小細工、これで済まそうと思っていましたが、他の場所が完成してくると未完成感が強く感じられたので、この後さらに小綺麗にするための細かい仕上げを施すことになりました。

この時点ではここで一旦中断、その代わりこの小細工癖が他の場所にも波及し、果てしない小細工へのひとり旅へ誘われることになりました。

いやまあそれほど大層なもんでもないんですが

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屋上ベンチ

最初は天井野縁を2×4材で代用しようと思っていたんですが、それはやめて正しく45mm角材を選択しました。そのせいで2×4材が余っています。

この余った2×4材で何か良い物が作れないでしょうか。物思いにふけるため屋上で空を眺めます。

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これだっ。

屋上で素晴らしい空を堪能できるのですが、ゆっくり寛ぐには何かが足りない。それは椅子です。

屋上に置くベンチを作ろうではありませんか。そうしようそうしよう。

というわけで簡単なスケッチだけして、さっそくベンチを作ってみました。

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試行錯誤をしながら作ったせいで時間が掛かってしまいましたが何とか出来上がりました。

完成した後は防腐・保護塗料を塗ってお仕舞いです。
さっそく屋上へ持って上がりましょう。

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これは素晴らしい。椅子堪能。

2008年の夏の空は実に素晴らしいものでした。
連日屋上でビアガーデンです。

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空が素晴らしすぎて泣けてきます。

これはもう一個ベンチを作ればさらに快適になること間違いなし。

もう一個作ることにしました。

今度は設計図を作ってみます。

1820mmの2×4材を無駄なく使う知恵を絞ります。
こんなん出来ました。木取り命。
7本の2×4材で作れる簡単ベンチでございます。

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ベンチが2台になったことでますます快適さに拍車が掛かります。

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お客様が来ても大丈夫。

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ベンチが出来てみると、こんどは貧弱なテーブルが気になります。

もっと大きなテーブルがあれば、コップもおやつもたくさん並ぶでしょう。
大きなテーブル、大きなテーブル、と、新しい呪文を唱えます。

大きなテーブルに乞うご期待
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野縁を進める

さて野縁受け、野縁受け受けを確保した天井工事、次は野縁を取り付けていきます。

天井ボードはこの野縁に貼り付けていきますから、野縁はボードサイズである910mmごとにダブルサイズ、その間は本来なら303mm間隔が理想ですが大変なので455mm間隔にてお許しを。
入り乱れる箇所はボード貼りを前提にしながら臨機応変に組んでいきます。

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配水管が横断しているこの場所は、年末に作った下地が出鱈目すぎてもちろん仕切り直し。

この配水管の下面レベルを天井面に設定すると綺麗な平らな天井になるので、普通ならそうするのがいいのかもしれません。しかし、天井が低くなるのは厭ですからぎりぎりまで上げ、こういう配水管の部分だけ下がるようにします。デコボコになる分、施工が大変になりますが天井高のほうが重要です。

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横断している配水管は垂直ではない上に、端のほうで分岐の部材が残ってて幅が広くなっています。そのため、全てを覆うように下地を組むと横断部分の幅が随分ひろくなります。
そこで考えた。

余った部分を利用して収納庫を作ろう。

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余計なことを思いつくもんだから、またややこしい小細工が始まりました。

図面もないメモもない、その場での思いつきで現物合わせしながら楽しく小細工です。

横断した配水管が壁に反って垂直に折れます。

ここも年末に作った出鱈目な下地は取っ払って正しい野縁受けを作り直しています。

野縁が少しずつ出来上がっていくのに合わせて、接合部を作り直してしっかり固定。

それと、今回は大きめの換気扇を2台、天井に取り付ける予定です。

そこで野縁下地の段階で換気扇の取り付け枠も作ってあらかじめ仕込んでおきました。用意周到。

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見えにくいですが右の蛍光灯の向こう側に仕込んだ換気扇取り付け枠があります

用意周到、はいいんですが、ちょっと入り組みすぎて、これ、いつか将来的に解体するときがあれば大変なことになりそうです。上手に解体できず、管ごとまとめてすべて破壊するか、のこぎりで少しずつ切り取って解体する必要があると思われます。

優れた大工は壊すときのことも考えながら木を組んでいくと言います。それが美しさというものでありましょう。

行き当たりばったり、入り組んだ不細工な天井下地は着々と進みます。

配水管隠しのややこしい小細工を終え、野縁を少し進めたこの状態、野縁受けを作り始めてからすでに二週間が経過しています。

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こんにちは。今日もようこそおいでくださいました。
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押し入れを作ったり

家を改造するブログで「押し入れ改造」って見かけますよね。

大抵は、古い和式の押し入れを解体してクローゼットにしちゃったりする、という方向が多いと思うんですが、我が家の場合はそれとは逆であります。

我が家に和室はありませんが、押し入れはあります。布団を片づけるのに押し入れのサイズはピッタリですから、これは外せません。しかし押し入れ予定地は2007年の改造工事のまま、スペースだけ確保され放置されています。ここに、押し入れらしい棚というか段差を作ろうではありませんか、ということで押し入れ二階建て計画です。

押し入れにジャストサイズの、いつ買ったかわからないくらい古いFitsどもが所定位置に置かれ、彼らも押し入れスペースが押し入れになるのを待ちわびています。

天井を作るために得た知識が、押し入れの段を作るのに役立ちました。実を言いますと、押し入れの二階建てをどうやって作ればいいのか、それまで分からなかったのです。

というわけでしっかりガッチリ角材を這わします。

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多分、まあまあ丈夫。でもあまり重量をかけてはいけませんよ、という程度の下地になりました。

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12mmのコンパネを乗せて完成。

この押し入れ、どこもかしこも直角という角がなく、平行という線もなく、歪みまくっています。コンパネのサイズを微調整するのに半日かかってしまいました。

Fitsたちも大喜び。「おお。これでやっと、直接俺たちの上に布団を重ね置きされることもなくなった」「おれなんか頭が撓(たわ)んじまったよ」「あたしは引き出しが引っ掛かるほど歪んじゃったわ」「もう年だからな」「年のことは言いっこなしだぜ」「とにかく良かったな」「でも押し入れに引き戸がないままよ」「引き戸はもう作る気なさそうだな」「いい加減な奴らだな」「ほんとにいい加減な奴らだ」
うるさいFitsどもを無視して、次なる小細工に向かいます。

マイブーム、ロイヤル金物の洋服引っかけ金具を1.5階の沓脱ぎの壁に取り付けるのです。
ここはコンクリートの壁ですから、穴を空けるのに一苦労しました。

一番左のやつだけ、奥で鉄骨に当たってしまったらしく、ビス穴が途中までです。故にぐらぐらしています。

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「おいおい。おれだけぐらぐらしてるのはなんなんだよ」
「ちょっと待って。あたしは何か、ちょっと位置が低くない?どゆこと?これどゆこと?」
「まあまあ、兄さんも姉さんも、不満ばっかじゃ人生楽しくないよ。気にすんなよ」
「お前だけちゃんと付いてるからって、偉そうに言うんじゃないよ」
「優等生のあんたに人の痛みなんて分かりっこないわ」
「そうやって妬んでばかりいるから、思考がマイナスに向くんだ」
「何ですって」
兄弟げんかを無視して、次なる小細工に向かいます。

1階への出入り口付近をジョリパットします。

ここはタイルが貼ってあったのでそのまま生かしていたのですが、やっぱり雰囲気が合わないので埋めてしまったのです。
こうなると、扉の妙な白と、床のタイルが気になってきます。どこか触ればどこかが気になりますね。

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1階室内に戻り、解体で壊したタイル部分やえぐれた床をモルタル補修。

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天井造作途中の雑工事集をお送りしました。

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ここでオマケの一発。
ほんとうは4兄弟の筈でした。

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メイン天井スタート

こちらは1階の天井です。
いよいよ覚悟を決め、1階の天井全てを作ってやろう、と作戦開始。

野縁受けは45mm角材を少なくとも900mmピッチで吊っていかなければなりません。吊るのは吊りボルトではなくH鋼に吊り金具を取り付けるのみです。それでいいのか、ちゃんと保つのかはわかりません。多分だいじょうぶでしょう。
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図面で見ると、オレンジ色の部分は野縁まで、黄緑色の部分は天井ボードまで、それぞれすでに出来ています。

今回からは中央の白い部分がメインターゲットになります。距離が長く、これまでのようにH鋼にひょいと乗せてレベルを合わせるということもできません。
さて、縦方向に野縁受けを作ることから始めます。

地面に墨出しして、上空から下げ振りを降ろして左右位置を特定し天井鉄骨に印をつけ、吊り金具を仮止め、角材をあてがって現場あわせで穴を空ける位置を墨出し、一旦降ろして角材に馬鹿穴を空け、吊り金具に仮止め。こうして仮止め仮止めと進めてから、次は高さの微調整です。

水準器片手に脚立を持ってあっち少し、こっち少しとボルトを調整し高さを揃えます。

野縁受け同士を連結させるのは添え木を当てて締め上げるだけという安易な方法ですが気にせず寸法だけ気をつけて進めます。
そもそも45mm角材、かなり歪んでいます。安物を買ったバチが当たっています。

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こうしてえっちらおっちらと縦方向の野縁受けを作っていきました。

以前ナンチャッテ配管隠しを作っていた寸三も一旦取り外し45mm角材で作り直し。クランプが全然足りません。一人で追っつきません。脚立の上り下りも疲れました。そういや足場板が割れてかわりの足場がない。これでは作業になりません。仕方ない。クランプと金属の足場板を仕入れましょう。

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引っ越し前の改装工事と違って、こんな事ばかりやってる時間も取れないので天井工事の進行速度はゆっくりしたものです。

一本の角材を取り付けるために、仮置きの為の寸三を横に渡してもたれかけさせ「ちょっとそこ持ってて」と頼む人工代わりに使ったりもします。なんという手間。こういう作業をひとりきりでやるというのは無謀と言うほかありません。これは何かの修行でしょうか。

縦方向の角材を通すことに何とか成功し、高さの微調整と強度の確認のためまたしばらく放置します。
次からの作業はこの野縁受けを基準に進めるわけですから、高さも過重もすべての責任がここに押しつけられます。

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どうも吊り金具の数が足りないように思えます。吊り元の鉄骨に限りがあるからしかたないにしても、ちょっと不安。

吊り金具をもっと仕入れて、この野縁受けを受けるための角材を垂直に乗せてくっつけ、そいつも吊り金具で固定すべきかもしれません。いわば野縁受け受けですね。

こうして、ついにメイン天井の工事が始まりました。
もう誰にも止められません。

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フロアタイルプラン

さて1階の床ですが、土間のままにしておくつもりはなく、なんらかの床材を貼って綺麗にしたいと常々思っているわけです。

以前のアトリエではPタイルを貼っていたのですが、どうも安っぽくて気に入らない。店舗用のクッションフロアも検討しましたが、クッション性そのものが邪魔です。

理想で言うと昔の小学校のような荒れた板張りが足の感触も良くて洒落ていて憧れです。ただ、床を上げて板貼りにするのが当面非現実的なのでこれはやむなく却下。将来的な夢として置いておきましょう。

板貼りとは対極にある考え方で、フロアタイルが頭から離れません。板貼りがナチュラル志向のアートよりの発想とすれば、フロアタイルはクールでモダンで店舗向けの発想であると勝手に思っていますが、そのどちらも割と好きなんですね。

フロアタイル急浮上ですが、以前書いたようにPタイルやCFに比べて遙かに高価です。

Pタイルに代表されるコンポジションタイルとフロアタイルに代表されるホモジニアスタイルは、実は分類上の違いがあまりありません。

JIS規定では、バインダー(ビニル樹脂、可塑剤及び安定剤)の含有量が30%を越えるものをホモジニアス、30%未満のものをコンポジションと定めています。

本来、似たようなものなのですが、各メーカーが差別化を図るためか全く異なる商品に仕上げました。

タジマのPタイル、東リのマチコなどのコンポジションタイルは古くから利用されているビニル床タイルの定番で、比較的あっさりしたデザインが見た目の特徴です。大理石風の模様はタイルの内部まで同じ構造になっており、製造段階で生成されるものらしいです。

古くからあり、安価で定番、事務所や公的機関、量販店などで多用され、誰しも見たことがあるでしょう。そのため、デザイン的にはどうしても雑で安っぽい印象です(最近はそれでも凝ったデザインのものもあるようです)
タイルの大きさは約30cm角。
(参考)タジマPタイル

サンゲツのフロアタイル、シンコールのマットネラ、東リのメルストーン・メルウッドなどホモジニアスタイルは比較的新しい商品で、プリント柄をコーティングしたものです。プリント柄はリアルで多種多様なものが揃っており、デザイン的に応用範囲が広がります。コーティングは各社いろんな工夫をしており、煙草の火を押しつけても跡が残らないほど強いものもラインナップされています。

タイルの大きさは木デザインが長尺、その他が約450mm角になっています(長方形もあります)
(参考)サンゲツフロアタイル(Flash)
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ま、というわけでして、1階にフロアタイルを敷き詰めるとしたら何枚必要なのか。
約200枚でした。

安価な改造を目指している身としては、これは許容できない。で、諦めた、と。ここまでがこれまでのお話。

ところが、世の中にはフロアタイルを仕入れて仕事をしている人もたくさんいて、現場で使った残りや、仕入れたもののキャンセルとなった在庫品などを処分したい人もいるものでして、産廃として処分するよりマシという理由からか安価で放出する場合が希にあるのですね。

そういう手があったか、と気長にそういう出物を探すことにいたしました。

デザインは許容できるものならOK、みたいな軽い気持ちです。見えない部分もありますから。
さっそく人気のなさそうな御影石調のフロアタイルをまとめてゲット。ただ同然。

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続いて茶色いのと薄茶色をまとめてゲット。ただ同然。

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なんか、コーディネイトしようのないバラバラな色ですが、とりあえず見えないところや狭い場所なんかに使えそう、ということで確保。

なあに、床に使えなくても切り取ってエレクターの棚板の下敷き代わりにもつかえます。

これは幸先よさそうだと思ったのも束の間、知り合いの工務店にも声をかけたり、オークションを覗いたりするわけですが、探し始めると出物にはなかなか出会わないもので、しかも肝心のところはやはり希望の柄というのがあるのでして、これは思ったよりも長い旅になりそうな予感。

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ダイニングテーブル その2

「このままで済ますわけにはいきません。もうちょっと何とかしようではありませんか。つづく」と決意を新たにしてからなぜか2ヶ月が経過してしまい、志半ばにしてダイニングテーブルは日常の路傍の石と化しております。

この2ヶ月間がもたらした災いは、勘のいい人ならすぐに気づくでしょう。そう、板が反ってきたのです。

そりゃそうです。この薄さ、幅の狭いアングルラックに乗せているだけですから反りも進行して当然です。
こりゃやばい、ってんで無駄だと思いつつも補強を入れて矯正することにしました。
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杉の角材で下手糞な格子を作り、そいつを板の裏側に押しつけてくっつけます。糊をべっちょりつけ、クランプで押さえながらがんがんビスを揉んで固定、そのあとは目についたありとあらゆる重いものを乗せて一晩圧着。それだけだと心許ないのでさらに両端にはアルミのL字アングルを強制的に矯正金具としてねじ込み共生させます。「これでがんばっておくれやす」と嬌声で強請し、後は祈るのみ。

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数日後。なんとか寄りを戻すことが、否、反りを戻すことができたような気がします。
このまま持ちこたえてくれるでしょうか。
もし駄目だったら、勉強代だと思って諦め、次はもっと厚みのある板で作り直すとしましょう。

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反りの修正に全精力を傾けた結果、この補強付き板はまたまたアングルラックに戻されました。これはひどい。
結局見た目は全然変わっていない、どころか、アルミアングルが不細工に取り付けられていてみっともないことこの上なし。しかも何か、角が危険。

子供や赤ちゃんがやってくるときもあるので、プチプチをガムテープで貼って角をカバー。ますます不細工に。

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これは酷すぎる。改良する筈が、明らかに改悪です。

しばらくの間、矯正のために危険で不細工なアルミアングルを取り付けたままにしていましたが、いよいよ取り外すときが来ました。同時に脚を購入。アングルラックの上に乗せている状態もやっとのことで解除されます。
脚はホームセンターなどでも売っていますが、理想の長さのものがなかったのでガチャ柱でおなじみのロイヤル金物で注文しました。

アングルラックよさらば。テーブル脚さんこんにちは。

テーブル天板の厚みが薄いのに合わせて、脚も細いのを選びました。なんだそりゃ。そんなのでいいのか。

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てなわけで、当時の写真がなかったので今撮りましたが、こんな感じに落ち着きました。

椅子もテーブルも市販の格安物にくらべてちゃんと背が高いのが自慢です。それ以外は試作レベルです。
天板の反りは再発せず、持ちこたえています。良い色に焼けてきました。

でも安物の薄い板なので、貼り合わせにガタがきつつあります。そろそろも研磨し直してオイルを塗り混むメンテ時期かも。
これにてダイニングテーブルの作成は一件落着。
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やる気なしの棚

何となくうずうずする気持ちをはらすための小さな工事、昨日は図の赤い部分の上半分の事を書きました。今日は下半分のお話です。
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ここは階段の裏側があったり電線が這わしてあったりしてややこしそうだから天井を作らず、その代わり何か違うことをしてみようと、軽い気持ちと残材を元に作業開始。
「普段はいらないけど必要なときがある」科の「邪魔だけど捨てるわけにもいかない」目に属するごちゃごちゃしたものたちが1階には特にたくさんありますので、そういうものを置いておくスペースはいくらあってもよい、ということで、あまった板を渡して物が置ける棚を作ってみました。
もともとは天井裏だった空間を利用するわけですから、言ってみれば「天井裏収納のみ」を作ってみた感じです。

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またもや雑な、行き当たりばったりな情けないだらしない結果です。
階段とメインフロアにはさまれたこの狭い部分は、納戸扱いというか倉庫代わりというかバックヤードというか、そういうスペースになるので、見てくれはどうでもいいのだ、雑然としていていいのだ、と、これは明らかに負け惜しみです。

月日は流れ、この場所の2ヶ月後はこのようになってきました。

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ほとんど変わってません(笑)

壁の塗料は失敗して剥がれてしまいました。以前の塗装が浮いていたのにちゃんと剥がさずに上塗りしてしまったせいです。
古い塗膜はしっかり落としてから再塗装しましょう(戒め)
左側に階段の裏側が見えます。ここにも収納を作ることにしました。

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こんな感じで棚モドキを作りました。後には、さらに棚板が増え、現場用品や材料が格納され、ますます倉庫っぽくなってきたのでした。
それにしてもまったくやる気の感じられないいい加減な仕事っぷりです。

何故こんなにも本気が感じられないのか、それもそのはず、本気モードはメインフロアの天井工事に向いていたからです。

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小さな天井

天井の一部を作り始めて下地の野縁ができたわけですが、急ぐことはせずに静観しております。ボルトの数や占め具合、野縁の間隔などに問題がないか見極めないといけません。ボードを貼ってから天井が落下したら洒落になりませんから。

しかし味を占めてうずうずしていることには違いなく、他の面白い場所がないか物色した結果、見つけましたよ、小さな面積で天井造作ごっこが楽しめそうなところを。
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図の赤いところです。
もともとは壁で分断されていたんですが、解体の時にカッターで切って人が通れるような開口を作ったあの場所です。
見上げると、以前の天井を剥がしたままの不細工な姿が目に入ります。
ここを何とかして遊びましょう。
まずは図の赤い部分の上半分です。
ここの天井と、それから階段を少し上って振り返ったときに見える立ち上がり部分を格好良くしてみましょう。

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見上げたところ。例によって適当な下地です。なあに、面積が狭いから適当でも大丈夫。

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階段を少し上って振り返ったところ。ここも不細工なので壁にしてしまいましょう。
このように相当安直な下地を組んでますが、手で押してみてしっかりくっついてればいいのです。あとはボードを貼って色を塗って完成です。

足場で作業イラスト

ふんふんふんと、鼻歌を歌いながらインパクトでビスを揉みます。

ここは階段ですから、脚立と足場板を使ってこのような体勢で作業しております。

ところで、この日は休日で、この作業以外に大きな作業をしておりました。

屋上の手摺の錆止めと塗装です。

妻とふたりでぺたぺたと錆止めを塗って、その後青黒い良い色を作ってそれを塗っていたのです。

残念ながら二人ともペンキ作業していたので写真がいっさいありませんが、屋上がまた一つ快適なものになりました。
で、このとき妻はまだ屋上でいろいろやっています。
私は足場板に乗ってやり残したビス揉みをやっていたのですが、ここで突然足場板が割れました。

落下のイラスト

予想外の落下。身構える暇もなくマンガのようにずっこけました。階段の角で腰を打って息が止まり、しばらくは何事が起こったのか理解できませんでした。
「うううううう」呻ります。
立ち上がろうとしても立てません。足首も捻ったようです。
しばらくそのままの体勢で妻に助けを求めますが、屋上で作業中の妻には届きません。
「もうこのまま死ぬのだ」観念します。「さようなら。ありがとう。家半ば・・・無念」

しかし時間が少し経てば動けるようになりました。
びりびり痺れながら屋上へ行くと妻が「大きい音がしたけど、どうかした?」と訊くので「落ちた。足場板が割れた」と答えます。
「大丈夫?」
妻は、私がすでに死んでおり、今ここにいるのが私の幽霊だと言うことにまだ気づいていないのです。

私も自分が死んだことに気づかぬふりをして右手を緩くふらふらさせ「指が動かない」と答えます。「指がゴムになった」

このとき、どうやら手を挟んで小指を痛めた模様です。直後はどの指が痛いのかわかっていなかったんですね。

よく見ると腰や背中を結構すりむいているので、手当てしながら休憩です。

休憩しているうちに生き返ってきたので作業再開。
ボードを貼って、いつものように下地パテ。
翌日には塗装も完了し、コーキングで仕上げます。

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仕込んだ電気も美しく輝いております。

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足場が割れる事件は発生したものの、作業的にはかなり上手くいきました。
ミニ天井の練習モード完了。

あれ?赤い部分の下半分の記事は?

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次の目標

あまりの重労働に天井を作る自信を失いつつも、せっかくやったところを仕上げておかないとな、と下地のパテを打ちます。

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ここは図の緑の部分です。この小さな部分だけ、壁や天井が新調されつつあります。
新調されたところを見ると気分がよい。

そこで、もうちょっと他の場所も新調できないかと慎重に見定め、まずはトイレの上、水色部分の物入れに小細工を施します。

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こんなものでは全然満足できません。
次に目を付けたのは図のオレンジ色の部分です。
ここは元厨房、綺麗に洗ったとは言え、汚いタイルの壁と天井をめくった後も生々しい改造を必要としている箇所です。

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また無計画にこういうことを始めてしまいました。
なぜこうも無計画に事を始めてしまうのか、自分でも呆れます。
この思いつきの天井下地を作り始めると、一度なくした自信とやる気がふつふつと再びわき上がってきました。
少し目線を動かすと、太い鉄骨が見えます。「あの鉄骨まで届かせてみるか」と一歩先の目標が発生。

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頭の中でオレンジ色が拡大します。ここまで作ってやろう。
そもそも小さなオレンジ色の部分だけでは何も完結しないし見切りもないしどうしようもなかったんですね。赤色の鉄骨までを一塊とするのは理に適っています。

寸三では頼りないので45mmの角材と吊り金具を仕入れていきなり行動開始。

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太いH鋼を基準としているから寸法出しや水平を取るのも比較的容易です。

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以前作ったナンチャッテ配管隠しもばりべりごりと破壊して仕切り直し、目標箇所の天井下地を作ってしまいました。
ちょっと怪しい感じもしますが上手く出来たようにも見えます。しばらくこの下地のまま放置して様子を見ることにしました。
様子を見ながら、木工の虫が身体の中に涌いてきたことを実感します。
「もうちょっと、大それた事ではない天井造作はないものか」

うずうずしております
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