それでは天井がどのように完成したかをお送りします。
奥から表方向を望むとこんな感じ。
棚上の開口。今から思えば、この細工に意味があるのかどうか微妙なところですが、もともとの天井高を覆い尽くしたくなかった気持ちの表れです。
もうひとつの開口場所の小細工、おもちゃ置き場。予告通りおもちゃを置きました。
苦労した配水管ジャンクションを覆う細工。隙間の絶妙な位置ににダウンライトまで仕込みました。ライトの下に小さな絵が飾れそうです。
配水管ジャンクションにアクセスするときは上部の正面を破壊します。そのため正面のボードだけ糊付けされていません。それ以外にアクセスしなければならないときは・・・まとめて破壊する以外にありません。
横断する配管隠しを利用した物入れ。全てパタン扉を設置。なにかと色々収納出来ます。
これは直近の写真ですが、パタン扉にぽっちりがちゃんと付けられているのも確認出来ます。
蛍光灯を消してダウンライトだけにするとこのような灯りになり、落ち着きます。
二箇所の照明付き開口が、まるでその上に天窓があるかのような白い光を放っていまして、これがなかなか効果的です。
今後の課題は、奥に見えるコルクを貼った壁とその上の剥き出しの棚ですね。ごちゃごちゃしているので、いずれ改造が必要でしょう。
エアコンの真下にあたるちょっとした空間、元もと厨房だったところですが、ここも要改造です。
倉庫と階段室への出入り口をとりあえず塞ぎました。余ったスタイロフォームに余ったクッションフロアを貼った偽引き戸です。
厨房タイルもこの際だからミッチャクロンで下地をして塗装。これにより若干居心地が良さそうになったので思い切ってこの狭い場所を事務所にしてしまいましょう。
余っていた会議机と偽エレクターで事務所部分を仮設。
後に会議机は撤去してもう少し大きくて綺麗なコンピュータ用の机と入れ替えましたが、この狭い事務所はエアコンの効きがないという致命的欠陥を除いてなかなかの居心地の良さです。
この場所もさらなる改良を施す日が来るでしょう。現在は構想を練っているところです。
こちらは表側の扉の横。
この壁は、外装の続きでタイルが回り込んでいる箇所です。表側はジョリパットで埋めていますので、その繋がりとして当然同じ処理をしなければなりません。
ジョリパットを塗ったくって、ちょうどの幅の額縁があったので置いてみました。
ちょうどすぎて狭苦しく感じますがこの額縁は邪魔だったのでここに置くことにしました。中身がないのがマグリットっぽくてアーティスティックですね。ですか?
と、いうわけで天井工事の完成をお届けしました。ここまでお付き合いいただいてありがとうございました。
最後に戒めをいくつか。
ひとりきりで行う天井造作工作ははっきりいって地獄の苦しみでした。こういう作業はみなさまに決してお勧めしません。大人二人以上で行いましょう。
古くて乾燥した木製の足場板は割れることがあるので信頼するのはやめましょう。二枚以上重ねて使うか、金属のものを使いましょう。
重要な木材は材木屋さんで仕入れましょう。安物を買ってしまうと歪みや質の悪さで効率が半減してしまいます。
調色の材料を持っていて得意だからといって適当に作った色を建築塗装に使用するのはやめましょう。補修や塗り足しの際に色が合わなくて困ることになります。なるべく塗料メーカーの型番や日塗工の番号で管理しましょう。
日曜大工は仕事に支障をきたすほど熱中するのは避けましょう。仕事が出来なくなって後で焦ります。
執念、病気、憑依・・・まさに。
この気持ちや状態、似た人には判ってもらえるんですねー。泣けます。
これにて2008年改装は打ち止め、2009年はあまりやっていないのでだんだんネタ切れの心配も出てきましたが、思っていたより長続きしています。まだいけそうです。
まりりんさんのお父様のように仕事の機運を引きつけることが出来ればいいな、と。本末転倒にならないように気をつけないと(笑)
これはもう『執念』ですね。
というか、とり憑かれてるとしか思えません(笑)
ずっと見てきましたが、細かい箇所の細工。
隠し棚を作りたい病。
くる日もくる日も天井を見上げる毎日。
この種の病気にはまりりんもよくかかりますので、気持ちは痛いほどわかります。
わかりますが、スゴすぎ!
素晴らしいアトリエになりましたね♪
んが、事務所スペース完成までは・・・
まだ本職に熱中できそうにない??
引き続きチェックしまーす。