ダイニングテーブル その1

時間の概念がずれまくっている当ブログにようこそおいでくださいました。

物語上は本日2008年の元旦なのであります。あけましておめでとうございます。

元旦早々新しい家の近所をくまなく探検。近所の北野天満宮は恐ろしい人だかりで早々に退散し小さな大将軍神社で落ち着く我ら。

大将軍で一杯飲んでさっさと新しい家に戻ります。
新しい家が面した通りは、初詣に訪れる人が通る道です。普段は静かな下町の通りですが、北野天満宮絡みの祭事の時だけは賑やかです。

「人がぎょうさん歩いとるな」
「ほんまやな。天神さんの前の通りやからな」
「こんなに人が歩いてるのに、楽しそうなお店がないな」
「ないなあ」
「表の戸を解放して、たこ焼きでも焼いて売るか」
「それええな」
「あと灰皿置いてちょっと休んでもらえるようにしてビールも出して」
「それええな。そうしよか」
「あほな商売やってんと、たこ焼きと土産でも売ってたほうがええんちゃうやろか」
「ほな廃業してそうするか」
「そうするか」
「・・・・・」
「・・・・・」
「洒落にならんな」

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というわけで、洒落にならない話をしながらも正月気分を味わって飲んで寝て起きてまた別のところへ初詣や御挨拶などに行ったりします。

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やっぱりまだ新鮮な新しい家が面白い。あーだったこーだったと言いながら飲み続け、仕舞いにはそのまま床で寝てしまったりします。1年の計は元旦にありですね。

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2日、3日、4日、5日とお客様を交えての宴会が続き、正月気分に見切りをつけてそろそろ通常営業に戻ります。

さて家改装ですが、いろいろやった結果かなり住み心地は良くなってきています。

水出しコーヒーで落ち着きを取り戻したり、

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お向かいの美しい雪景色に心馴染ませたり、

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猫と戯れたりするのはいいんですが、ちょっとしたことが気になり出します。

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写真にもわかりにくく写っている、工場用のアングルラックに布をかけただけのテーブルです。

「このテーブルうっとうしいなあ」
「ちゃんとしたテーブルが欲しいな」
「でもちょうどいいやつがなかなかないなあ」
「安物の買いたくないようなやつか、高すぎて買えないようなやつばかりやな」
「大きさは、こうこう、このくらいの、こういうやつがええな」
「よっしゃ。板買ってこよう。板買ってきてテーブルにしよう」

まだ「テーブルを作る」とは考えていないようです。板をアングルラックに乗せる気です。
さっく板を買ってきました。

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けちって薄い板なところが最悪ですが、買ってきた板をとにかく研磨します。
「研磨せずにそのまま使えます」みたいな売り文句があったとしてもそれは嘘です。必ず研磨して磨きましょう。

最初は240番くらいで軽く研ぎ、次は400番、600番とペーパーを細かくしながらサンダー掛けします。

手で触ったときの感触がまるで変わりますよ。するするですよ。
調子に乗って1000番で水研ぎまでしたあとは、塗装です。

今回は色を付けず、オイルを染みこませるだけにしました。
子供が舐めても大丈夫、ナチュラル系のワトコオイルを塗り広げて染みこませ、そして拭き取ります。いい香りがします。乾燥には1日以上かけます。これを繰り返し、仕上げはワックスです。
上手く仕上がりました。

これを、あろうことかアングルラックに乗せます。そして、落ちないように裏から添え木をしてビスを揉んでお仕舞いです。

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じゃーん。
完成。

板に対してアングルラックが小さいのでもの凄く不安定です。何が「じゃーん。完成」ですか。だめですよ、こんなの。

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やる気のなさが伺える仕上がり。

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それでも妻は喜んでくれて、新テーブル登場に相応しいシンプルモダンなごちそうを上手にレイアウト。泣けます。

こうなると、このままで済ますわけにはいきません。
もうちょっと何とかしようではありませんか。

続く。

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