屋上があるからこそ選んだ怪しい中古物件、屋上こそ目的、屋上快適化計画こそ本道です。
ちょっとこれまでを振り返ってみますね。
探索 屋上のビフォー状態 一番最初はこんなんでした。
屋上鉄部のケレン大会 鉄部のひどい錆を押さえ込み
屋上の高圧洗浄 床面の洗浄を施し
屋上防水工事 防水工事を完了。
屋上ベンチ ベンチを2台作って
屋上テーブル テーブルまで作りました。
このように進んでいます。
記事にない分では、鉄部をブルーグレーと真っ赤に塗り分けたりもしています。ですが手摺の錆がひどすぎて、押さえ込んだつもりなのに1年後にはまた錆が出てきてしまいました。
2009年春。これから屋上解禁のビアガーデンシーズン到来です。
ベンチとテーブルのおかげで長い時間過ごすことが増えてきたわけですが、そうなると今まで気にならなかった壁の汚さが目につくようになってきます。目に入るものは美しくあってほしいもの。ならばこの汚いままだった壁の塗装をやろうではありませんか。
というわけで5月。さっそく行動開始です。
気持ちよく晴れ上がった休日、久しぶりに夫婦総出で塗装大会が開かれました。
私は一足先にクラックの補修、変成シリコンを使ってのコーキングを済ませています。
こんな感じで、高くて恐ろしいところも含め、丹念にコーキング。
コーキングが乾いたら、高圧洗浄機で洗浄、水分が乾いたら夫婦揃って養生開始です。
脚立に乗るのももう平気…でもない。ちょと怖い。
ざらざら壁を押さえ込むのに最適な下地材、我らが微弾性フィラーを塗りたくりましょう。
今回、波板の交換は見送りました。波板を外せば裏側もちゃんと塗装できるし見栄えもよくなるし気分も良いとは思いますが、一度にやるのは多分1日じゃ無理だし、出来ることからコツコツと、です。
微弾性フィラーの乾燥は早いです。昼をはさんで、上塗り開始。バルコニーを塗ったシリコン塗料がまだ残っています。黄色みのアイボリーです。これを塗ります。
妻はこの場所担当。もう手慣れたものです。ダメを入れてローラーをころがし、塗り残しチェックをして一回目。これを2度繰り返します。
私はというと高いところが怖いのにこっち側を無理して頑張ります。
下地の微弾性フィラーに比べて塗装は楽ちん。これまで何度も書きましたね。塗装は、養生と下地こそが仕事の大半です。塗りはご褒美です。
こうして、汚かった壁が美しく仕上がりました。
色自体は元々と変わらないイメージですが、つぶつぶは押さえられてぬるっとなり、表面は艶があるしっとりとした質感になりました。大変気分がよろしい。
「やー。綺麗に塗れたなー」
「綺麗に塗れたねー」
「ようやったなー」
「気分えーなー」
「よしさっそく完成記念やろー」
さっそくビアガーデンを執り行いました。
それからというもの、天気がよい日はかならずビールとおやつを持って屋上に上がるようになり、そのうち図に乗ってきてちょっとした料理まで持って上がるようになってきました。
春と言えばホタルイカ。ビールと言えば餃子。
休日には昼飯まで。
屋上の快適さは半端じゃありません。これぞほんとの贅沢。
「こんな快適なことしてたらバチが当たりそうや」
「私らだけではあかん。誰かお呼びしないと」
「いつでもどうぞやな。来て欲しいな」
「寒くなるまではな」
「そやな。寒くなるまではな」
ことあるごとに無理矢理お客さんをお誘いします。
ほんとにほんとにお疲れ様でした!
そうですねー。DIY先進国、というか自分ちのことは大抵自分でやるお国ですものねー。ホームセンターすごそう。
専門用語多かったですか。すいません。でも英語??クリスに伝わったでしょうか?なぞ。
建築の専門用語って、出鱈目な言葉が多いんですよ。
たとえば「ケレン」っていうのは、擦ったり研いだり剥がしたりして下地を整えることですが、これの語源はどうやら「clean」らしいのです(笑)
やっとここまで追いつきました。専門用語はありがたやカタカナなので、クリスに分からない用語(分からない用語だらけ)を聞きながら読んでいたので、少し時間がかかりました。なんか私もお相伴にあづかったようなというか、読み終えたらちょっとだけかしこになった気がしました。(とんだ勘違いです。)
DIY先進国におこしになりませんか?きっとホームセンターMに負けないくらいのお店があちこちにあるかと思います。(とか言いながら何一つできない不器用な私は、DIYではなくDICですが。。。)各種ツアーをご用意致します。