さて、引き渡し当日の状況、つまりビフォー状態の詳細であります。
当ブログの記事「カテゴリ 物件:次の内覧」との写真比較もどうぞ。
契約当日の探索、ビフォー状態の最後は屋上の様子。
引き渡し前の屋上写真をご覧になりましたか?
生い茂った植物、湿った人工芝から生えた雑草や苔、まるで密林の秘境、亜熱帯の湿地帯、障気漂う妖怪変化の蠢く底なし沼のほとりのようなあの屋上のゴミや植物が、売り主側の仲介屋さんの取り計らい、解体業者さまの活躍によって綺麗さっぱり撤去されています。
以前は靴を履いていても足を踏み入れることができなかったジメジメした地面のコンクリートが乾燥した顔を出しています。
素晴らしい。
これぞ屋上。
そもそもこの物件の一番の注目どころは屋上であり、屋上があるから購入候補になったのであり、屋上があるから欲しくなったと言っても過言じゃありません。
東の彼方にそびえる山にはくっきりと「大」の字が。北西に見える山にも「大」の字が見えます。
空は広く、まぶしいです。
暗い家中探検から一歩屋上に出た我々の目に太陽の光が突き刺さり、どうやらカメラにも突き刺さり、瞳孔が縮こまる前にシャッターを切ったものだから写った写真もまぶしそうです<いや単に露出オーバーだろ
さて、興奮を抑えて屋上の各箇所を見てみましょう。
1 屋上出口
屋上へ出る階段室の最上階。実質4階部分。物入れもあります。
屋上の地面は、防水のボの字も残っていないありさまです。コンクリートには少々のクラックもあり、防水工事が必須とわかります。
2 物干し
屋上へ出てすぐのところには物干しが作られています。波板も一応無事です。大分錆びていますが十分使えそうです。
3 手摺
手摺の錆びも相当なものです。これはきちんとメンテしないと大変なことになりそうです。
4 謎の給排水設備
給排水と思しき設備。給水2個と排水らしきもの1個。さては水が使えるのでしょうか。
3Fのところで気になった「東の部屋の南側の壁の出っ張り」がありましたが(これ)
実は屋上のこの給排水システムの3本の管が、3Fのあの壁の後ろを通っていました。
結論から言いますと、一本が上水道、一本が井戸水、太いのが配水管でした。
後に、全ての配管を新品に交換したあと、喜びいさんで屋上のこの場所に蛇口をつけたのですが、結局水は出ませんでした。
何故水が出ないのか、いずれ研究結果をご報告したいと思います。