17年間住居と職場を兼ねたお気に入りの借家に住んでいて、立地は自慢できるほどいい場所だし便利だし近所の状況もいいし、借家であることを除けば理想の家でした。
家主さんも大変いい方で、ある日売ってくれないかと打診したら快くOKの口約束をもらい、安心しきっていたわけです。
ところが、ありがちな話ですが家主の親族の内のひとりが猛反対をし始めたらしく、売ることができなくなったと申し訳なさそうに断ってこられたのです。
そういうわけで、気持ちは家を買うことに完全に傾いていたせいもあって、発作的に引っ越しを決意し、物件を血眼になって探し始めました。