最初の内覧。
驚いたことに、ここに人が住んでいる。いやそんなことを言っては失礼です。誰しも、自分たちの暮らしを客観視できずにいるわけで、いきなり他人が見たら顔をしかめると言うこともあり得るのです。
内覧に立ち会ってくださったのは、可愛い赤ん坊をだいた可愛い奥さんで、人の良さそうな人でした。しかし、この家には何の愛着もない感じで、結構投げやり。
ははぁ。ここに嫁に来たわけだな、この家が嫌いなんだな。一刻も早く売っぱらって、その金を元手にマンションに引っ越したいのだな、と勝手にドラマを想像して、頭の中でこの家族の団らん風景などを思い浮かべたりしながら、鉄骨や壁などをチェック。
どういう部分をよく見ておくか、判っているはずなのにドキドキしてあたふたして、結局ちゃんと見たような見てないような、いい加減な状態のまま退散。
後で思い返しても、何を見てきたのか我ながら要領を得ない。
ただ、変な建物の造りで面白いと思ったことだけ覚えて帰った。
さて、家を売ろうとしている人は、内覧に向けての心構えが必要です。
まず、売りに出すに当たって、家を綺麗に片づけましょう。
できれば綺麗に掃除しておきましょう。
印象を良くするために、風も通しておきましょう。
見に行く側の心構えは、・・・・・・・・・・ちゃんと見るべきところを見ましょう。