購入までの雑多な事件

さてそんなこんなで購入を決めようかどうしようかよし決めたよし決定っ、とか言ってる隙に、他の誰かが手付けを打ったらしいと仲介屋から連絡が入りました。
ショックでひっくり返りましたがこれがご縁というものか。
またあの不動産物色サイトで物件を探す毎日が復活しました。しかし若干気が抜けたのも事実。
半ばヤケクソで、少々遠い立地や近場だけども狭苦しい建物などをチェックして回ります。それなりに笑える物件ばかりでちょっと楽しんでたりしたわけですが、これという物件には出会えません。

そんなある日、仲介屋から電話が入り「先約が流れた」と。
ご縁は確かにあった。しかし、より大きなご縁のなさが立ちはだかります。
つまり先約者がなぜキャンセルしたのか、それは融資の問題です。
ならば、同じ問題が我々に降りかかるのも自明。

この中古物件、あろうことか建坪率95%、容積率300%を誇るやっちまった系の物件でありまして、数年前から各銀行には政府からの厳しいお達しが届いており、曰く「そういう中古物件に融資するべからず」

というわけで、5年前なら問題なかったのですがそのお達しはすでに都市銀行に行きわたっており、制度系、都市銀系からの融資は絶望的状況になっていたのであります。

さてここからは、中古物件購入を考えておられる私同様社会不適合的自営業・自由業の皆様が一番気になる資金繰りや融資の問題の話ですが、ここでくだくだ説明はできません。
必然という名の奇跡が起こったこともあり、懸案事項は解決されたという結論だけ記しておきましょう。

「やはりご縁がありましたね」と、こちら側の仲介屋、売り主側の仲介屋が口を揃えます。
そう。売り主側の仲介屋さんにも、我々の評判がよろしかったようなのです。
だから先約がモタモタしていたときにさっさとそちらを切り、こちらに注力してくれたわけです。
こういうところにも、人の情けと因果応報が発揮されたわけですね。
売り主側の仲介屋に好印象を持たれた件は、契約直後にも威力を発揮しました。

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