最初は何が何やら判らない状態でメーカーサイトを訪問し、矢継ぎ早にカタログを申請、手に入れます。こんなところです。
サンウェーブ
ミカド
タカラ
クリナップ
トステム
TOTO
INAX
トーヨーキッチン
最初は意味不明だったものが、調べていくといろいろと見えてきます。
例えば、単に色の違いだと思っていたものが実は表面処理そのものの差で、これが一番価格の幅が広いということや、蛇口やコンロ、レンジフードといった付属品は専門メーカーのOEMで、どれを標準に組み込むかがメーカーの判断であるとかいったことです。
最初は大はしゃぎで喜んでいたパタパタくんや降りてくる吊り戸棚などのギミックには、そのうち本当に興味を失ってしまい、シンプルさだけを求めるようになってきます。
安さに釣られた普及価格帯の表面仕上げにもうんざりしてきました。カラーボックスかよという仕上げは受け付けません。
さて色々調べていくうちに、各社の特徴を掴んできました。あくまで勝手な判断ですが。
良くも悪くも標準的なキッチン。
包丁入れや小物入れがパタパタしたり、降りてくる吊り戸棚の水平位置を保ったり、面白いギミックに力を入れています。
若奥さんが「わー何これ。これいい。これほしい」と思わず叫んでしまう元気主婦ターゲット。
デザインも庶民的で厭味なし。
バスにはあまり力を入れてなさそう。
ミカド
良くも悪くも普通なキッチン。パタパタするギミックを採用したり、シンプルなデザインを採用したり、最安値の安物から高級仕上げの上等品までそつなくラインナップ。
バスもそこそこ。とにかくそこそこ。実売価格の安さを考えると、デザインコストを下げて安値提供を目指しているのかなと感じます。
キッチンもバスも自慢のホーローが特徴。強い。保温力がある。その自信たるや凄まじいものがあります。
定価を下げて実売価格との差をなくそうとしている姿勢は評価できます。
デザインは悪く言えば昭和風といいましょうか、ワンポイントの柄が入っていたりして、それなりに味わい深いです。
クリナップは昨今の新しいキッチンの流れを作ったと言っても過言ではない提案型のメーカー。ステンレスに拘った作りも技ありという感じです。技術と提案。良い企業です。
サッシメーカー大手のトステム、キッチンなんかも作ってます。商品力に強さを感じますが、ここも何やらそつなく売ってやろうというラインナップで、際だった特徴が見つけにくいのも事実。ややクール系の標準的な要望にはすべて応えられますという百貨店的なイメージを持ちました。
油断していたらTOTOのデザインはいいですね。キッチンも、バスも、洗面もカッコいいです。素材感にも力を入れていて、安物のカラーボックス仕上げみたいなのはありません。普及価格帯キッチンの表面仕上げはマット仕上げです。これはいいです。
レンジフードの選択もいい。富士工業のわりといいやつを標準に組み込んでます。TOTOは強気です。
INAXはTOTOよりやや敷居を下げた感じで、中途半端と言えば中途半端ですが、それでもブランド力は維持出来ているように感じます。ユニットバスに「くるりんポイ」という排水に渦を発生させる機能を採用、これはギミックものというより、一工夫という感じで大変魅力的です。この仕組みは他社でも採用していますが、全面に押し出していてやる気満々です。
トーヨーキッチンはデザイナーズハウスでの採用は基本。もっともお洒落でカッコいいキッチンブランドです。かっこ良すぎて問答無用です。こだわりのキッチンであるならば文句なしに採用でしょう。
以上、あくまでも個人的な見解です。メーカーの皆様どうもすいません。
他にもメーカーは沢山ありますが、あまりよく調べなかったので。どうもすいません。