さて、引き渡し当日の状況、つまりビフォー状態の詳細であります。
当ブログの記事「次の内覧」との写真比較もどうぞ。
まずは1F。
図面の番号と写真の方向が符合します。
1 裏の入り口の門扉
奥の引き戸玄関のポーチにある金物の門扉。これが妻に大変不評で、解体時に取っ払うことが決定しています。でもそれより玄関引き戸自体を交換すべきなのですが、玄関引き戸のサッシ、お高いですね。。。
いつか、玄関の交換を自力でやってみようと思っています。
地面のタイルもすでに歪んでいます。玄関工事のときには、この不陸も調整したいところですが、左官の腕前はレベル0状態です。これは自力では無理かもしれません。
2 トイレ
きらびやかでえげつないトイレがあります。濃紺タイルに怪しいデコ照明、何なのでしょう。でもこれは面白いので残します。
このトイレを綺麗なものに交換する予定は当分ないでしょう。いつか、ここでお店をやるときには交換たいところです。
3 元厨房
おおお。おぞましいです。恐ろしい汚れようです。厨房は怖いです。何が怖いって、このときにはまだそれには想像が及んでいません。
ここに見えるガス湯沸器やレンジフードは、この日のうちに撤去していただきました。
4. 厨房の間仕切り壁
可愛いアーチ型の開口の向こう側がカウンター内になります。
この仕切り壁はモルタルでがっしり作ってあり、撤去するかどうか、撤去できるのかどうか判断が付きかねています。
撤去しない場合、この厨房部分が小さな部屋になり、物置か小さな事務ルームにもなります。それも有りかも。
本当は壊したいが、大変そう。可能なのでしょうか。解体屋的には「やれるけどやらないほうがいいのでは?」とのこと。
5、6 カウンター
カウンターもしっかりしています。据え置きというより、モルタルの造作です。
これも壊すのが惜しいが壊さないと何も進まないのでやっぱり壊します。
床は客席より40cmほど下がっており、ここは左官で埋めてもらい、床レベルを合わせる予定。
左官屋さんのアテはまだない。
カウンター上部の天井の造作やダウンライトもかっこいいけど、これも全て破壊します。
いやほんとはこれ、写真では分かりにくいかもしれませんが、相当な汚れ具合というかえぐれ具合というか臭いというか、形はかっこいいし気持ちは残したいけど、見たら「全部壊しちゃって!」と叫びたくなりますよ。だから壊します。
棚は残しますけど。後に、二日かけて洗浄と消毒をいたしました。
7 出窓
怪しい出窓。ここは、この面自体を全て破壊して折り戸を付けます。車が入るようにします。
この出窓の下部分、大理石風の部分ですが、ここがすごいことになってます。それは後で判明しますが、証拠写真もないので今書きます。
この大理石風のパネルを引っぺがして下地を破壊すると、なんとその下からタイル張りのプールというか水槽が出てきたのです。
その水槽というかプールですが、おかしな噴出口のようなものも確認され、5の写真の奥に見える箱形の装置と繋がっており、なななんと、噴水設備でありました。
なんという恐ろしいお店でしょう。出窓の下に水槽があって水が注がれ噴水のような演出が施されていたのです。
驚くべき昭和の店舗。
それにしても金かかってますね。どれもこれも作りがしっかりしており、モルタルは厚いわ鉄骨は太いわ装飾器具は凝ってるわ、古き良き時代を彷彿とさせるアイテムに満ちています。
売主の若奥さんが早くここを売り払ってお洒落なマンションにでも早く引っ越したいという細井さんが思い描いたドラマは案外外れてはなさそうな気がします。