ついに最初のヤマ場、G&Nについて書いてしまったわけですが、さあ大変。この事件によって、夢と希望の浮ついた改装計画が根性と堅忍の現実計画へとシフトします。
ゴキブリ、ネズミ、駆除、害虫などという身の毛もよだつキーワードでググり続け、プロの手に委ねようかと思い何社かにそれとなく電話を入れてみても、所謂害虫駆除の対象とはちょっと違うってんで、様子を見てまた連絡ちょーだいみたいな返事が多い。
そうですね、今住んでて害虫に苦しんでる分けじゃないし、どちらかと言えばこれから予防すべき課題ですね。
解体によってむき出しになった各箇所を、とにかく徹底清掃、その後消毒、その後コーティングと手堅くいくしかありません。
チームKが他の解体に取りかかってる間にも、施主兼設計士兼現場監督兼作業員兼清掃業者兼消毒係の私としては、重装備で鉄骨や壁に付いたドロドロをケレンしたり、細かく残った下地のコンパネや木材を丹念に切り取って掃除したりと吐き気を堪えて頑張ります。
消毒液を何ケースかまとめ買いする手続きを取り、現場へ向かいます。
そんなこんなで最初の解体はこのような状況になりました。6月30日の写真です。
1F
正面を除き、大きなところが解体済み。電気コードや換気扇ダクトが無残に垂れ下がります。
水道管がこういう風に通っていると初めて確認。管は新しくしたいところ。
棚を残しましたが、この棚にも死骸と糞がありました。壊せば良かった、とも思いましたが徹底清掃で乗り切りますっ。
2F入り口あたり
ALCで覆っているのかと思いきや、ラスとモルタルの壁は内側こんなんです。これちょっとショック。
この状態で内装壁を破壊すると、次作るのが結構大変なことに。
窓のある側、外壁と通じている壁ですが、この期に及んでまだ「残すべきか」と思っています。
二階にはネズ公の死骸もまだ出てないし・・・・・・・・・・・出ました。
キッチン跡。タイル壁、その下地がまだ残っています。もちろん破壊していただきます。
羽型の換気扇が見えますが、この換気扇は後で付けたもののようです。なぜキッチンの上のレンジフードがあるのにわざわざ別に換気扇を取り付けたのか、それは次週お伝えしましょう。
階段の撤去後
おお。これは面白い。
みんなも面白がって「ここにエレベーターを付けよう」とか「棒を立てて消防士みたいなアレを作ろう」とか大はしゃぎ。私もだんだんその気になってきて、工場にあるような荷物エレベーターを付けたくなってきました。
トイレ跡地
おぇ。トイレ壁も頑丈なモルタル壁です。何かと頑丈に作られています。
撤去撤去。
風呂跡
おぇ。早く壊したい。一刻も早く消し去りたい。
しかし壁が頑丈です。ブロックとモルタル、ここは外かっ。
間仕切りに利用していた躯体の鉄骨
この部分は、後になって大工が面白い細工をしてくれた。
3F
三階は「間取りを残して再利用」なんてふざけたことを考えてました。
そのせいで解体作業が非常に難航したのです。のこぎりで丁寧に切り取ったり、残す部分と残さない部分の境目の処理が大変です。
なんて馬鹿なことを考えていたのでしょう。この状況を見て「うん。壁は残して大正解」なんて言えるわけがありません。
ここまでの解体にかかった日数は覚えていないんですが多分1日か2日か3日か4日。あまりにもドタバタしてて全く覚えていません。
たのもしいチームKが帰って行った後、1人残ってまた小さな木工の解体と清掃、壁と天井の隙間を見つけてはコーキングとウレタンフォームで穴埋めを行います。
明日もまた解体の続き。
めげてなるものか。
涙を堪えて帰途につきます。