途中のプラン変更のせいで解体日数がかかってしまい、実は作業工程としての「天井貼り」がもう目前に迫っています。
軽天屋さんの日程はすでに押さえてあり、同時に大工、電気屋、水道屋、ガス屋と強者達が控えています。
解体屋補助作業員としての私の役割は終わり、次は現場監督として工程管理をびしっとやる仕事が待ち受けています。
本来ならば、解体が終了して骨になった状態でゆっくりプランを練ったり準備したりしたいところですが、もうそういう暇はありません。
さて、下準備その1は掃除です。
鉄骨の隙間、下地の角、あらゆるところにたまっている埃や糞固を掃除バケで掻き出し掃除します。
紹介された掃除屋さんが1日だけ来てくれました。夕方にはげっそりやつれて「こんなのは初めてだ」と呟きながらお帰りになりました。
綺麗に清掃して仕上げる仕事がメインなわけですから、とんでもない仕事をさせられた、という感じです。
こちらは大助かりでした。
大きな固まりのゴミを掃除した後は通常の清掃に切り替えます。
ここで秘密兵器を導入。
集塵機と洗浄機です。
ケルヒャーのK3.99MDという高圧洗浄機と、スチームクリーナーSC1002を購入。
もう衛生のためなら多少の無駄遣いを判っていても買っちゃいます。なんせ時間がないのです。
集塵機はケチって、安物の轟音のやつを購入。掃除機のでかいやつですね。
屋内だろうが何だろうが、高圧洗浄機とスチームクリーナーでどぼどぼに洗います。
水浸しになっても平気な1Fなどは、端から高圧洗浄機で糞固を掃除します。
どばーっと流してかき集めてはバケツに入れて少し乾燥させてからガラ袋に入れます。
気の遠くなるような作業量です。
長靴のまわりは、ウンコ色の汁で水浸し、完全防御していても跳ね返りが顔や身体にかかります。
ひゃあ、書いているだけであの汁を思い出して気持ち悪くなってきた。
我ながら頑張りました。ケルヒャーくんも頑張りました。
ラットサインが沢山入った壁面も、屋内であることなどお構いなしに高圧洗浄機で洗浄しました。
ついでに外壁や外周りの地面、あらゆる場所を高圧洗浄。
最初の泥水から、だんだん衛生的な洗浄へと変化していく様はちょっと気分がいいです。
もともと解体中にも毎日掃除しているわけですし、掃除屋さんにも助けて貰ったし、ハイテク洗浄機は活躍するしで、清掃は案外一気に進みました。
この壮絶な作業の写真がないのがとても残念です。もうね、すさまじい状況でした。