隙間を埋める

消毒を終えた頃には、軽天屋さんの出動準備が整い、明日か明後日にも職人が現れてあっという間に天井を貼ってしまうという猶予なき状態です。

それまでにどうしてもやらねばならないこと、次は隙間を埋め、穴を塞ぐことです。

痛んでいるモルタル下地のラス(のような目的の鉄板、なんて言うんでしょうかあれ)や外壁の穴や、以前のエアコンの穴、ネズ公の出入り口らしき隙間、ゴッキーの通用門たるべく空気が漏れる境目、フロア間の床と天井の溝、配管の跡、何だかよくわからない穴ぼこ、埋めてしまいたいところが至る所にあります。
よし大急ぎでやりますよ。

あらかじめ、市外の大きなホームセンターまで行ってまとめて仕入れておいたコーキングの出番です。

あとで塗装するわけでも見える場所でもないので、ここは安価なシリコンシーリング。もちろん何箱かまとめて箱買いです。
こいつをコーキングガンに詰めて、隙間にぶちゅぶちゅ~と詰めていくんですね。

tools_04.jpg

えー。ちなみにこのコーキングというもの、色んな種類があるのですが、安価なシリコンのは上から絶対に塗料が乗りません。
外壁のクラック補修など、あとで塗装をしたいところには「変成シリコン」というもっと上等のやつを使います。

ほんとを言うと、消毒の吹きつけ作業と、このコーキング作業はほぼ同時に行いました。フロアを昇ったり降りたりする時間が惜しいからです。

消毒液でどぼどぼにして、場所を移動している間に乾燥、乾燥したところからコーキングを打って回ります。
tools_05.jpg
そうそう、シリコンシーリングと共に、穴を塞ぐもうひとつの秘密兵器がありま

発泡ウレタンフォームです。
こいつも優れ物で、シェービングクリームみたいな泡が勢いよく出てきて、それが膨れて固まります。隙間充填剤です。
驚くほど膨れることを予想できず、最初は吹きすぎてでかいマシュマロマンを作ってしまいました。

ウレタンフォームで穴をふさぐ
中ほどの泡泡したところが発泡ウレタンフォームの跡

コーキングと発泡ウレタンフォームによって、とりあえずは穴と隙間を塞ぎまくりました。もちろん完璧という言葉はありませんが、変な動物が入ってくることは大分防げるのではないでしょうか。

隙間をコーキングで埋める
白い部分がシリコンコーキングの作業跡

さて洗浄して消毒して穴は塞いだ。
まだまだやることはあります。

洗浄してから、実時間でまだ1日しかたっていません。つまり、私は恐ろしい廃墟のようなこの建物で夜中にひとりきりでこんなことをやっているのです。現場用の投光器がぽつんと怪しく光ります。実は、夜中になると、とても怖かったのですよ・・・おっさんが言うセリフじゃありませんね。

夜を徹してまでもここまで済ませておく必要があったのでして、それは何故かというと、次の作業にはまたコンプレッサーとスプレーガンを使うからです。コンプレッサーは五月蠅いですから。

ここで最新情報。
愚かなことに、今年2009年の夏に始めて気づいたことがあります。
「穴を塞ぎすぎた!」3Fの暑い部屋でうだりながら、突然そう気づきました。
この家は屋上がありますから、屋上面が太陽をいっぱい浴びて熱い空気を蓄えます。その熱が3Fの天井裏に籠もってしまい出て行きません。結果、3Fは温室のように暖かいのです。
そう、熱と湿気を逃がす天井裏換気の穴を、あの時作っておくべきだったのです。というかそれらしい穴も塞いでしまっていたのです。あのウレタンフォームで塞いだ大きな穴が怪しい。あれ、必要な穴だった。
これはしくじった。
しかも去年の夏には気づかないでいたというアホっぷり。
後の祭りですね。

いつか、天井ボードを剥いで、換気口を付ける工事ができるでしょうか・・・

コメント

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください