7月21日。
N川電気さんと、水道屋のM川さんがやってきます。どちらも川がついてて紛らわしいので、以降、水道屋さんはモルヒネ水道さんとお呼びします。N川さんはこれまでにも出てきたからそのままN川さんとお呼びします。
超能力があって、ジャストタイミングでやってきてくれるのがN川電気さん、暢気で陽気なおじさんがモルヒネ水道さんです。
彼らがやってくるまでにしておく私の任務は墨出しです。
内装図面を確認しながら、水回り設備の位置、間取りの壁位置などを床に墨出しします。
これが間違っていたら、出来上がったときに設備機器が上手く接続できない可能性もあるので、緊張の墨出しです。
とはいえ、かなりいい加減でした。だって計測するにあたって信用できる起点そのものがないんですもの。
N川電気さんは、天井ボードの必要なところを外しながら配線の束をどばどばーっと張り巡らしていきます。
配線の図面は渡してありますから、大体どのあたりにどれくらい配線すればいいのか了解している様子です。
図面以外の部分では「もしかしたらエアコン位置が変わるかも」「コンセントはなるべく沢山あったほうがうれしいかも」という予備的な希望も踏まえてくれています。
天井ボードはビス止めなので剥がしても大丈夫。仕事が済めばまたはめます。
ここは風呂場の天井付近。換気扇やユニットバスの仕様書に則った配線。
電気コードや、それをぶら下げた壁にマジックでメモしながらの細かい配線が着々と進みます。
この辺にリモコンやコンセントやスイッチを付けるんですね。壁にメモがあります。
鉄骨の隙間を通して階上へと続く配線の束。コードそのものに色々メモが入っています。なるほど。このあたりに配電盤が来る予定。
三階の配線確認などいたしております。