背の高いスライドする棚はどうなってるかというと、大体完成しているので塗装ばかりやっております。
扉部分は特に綺麗にしたいところ。大分つやつやしてきました。
塗装は水性塗料を薄めて日本画用の上等の刷毛で5、6回塗った後、これまた上等のグロスバーニッシュを3、4回塗りました。1度塗る度に乾かして研ぎます。水研ぎペーパーの番数は400→600→800→1500と徐々に目の細かさを上げていってます。
この写真は最後の1500番で水研ぎ中のものです。
つやっと反射してきました。とても水性材料とは思えない仕上がりでしょ。
仕上げはサンジェット636というコンパウンドで磨きあげます。
このコンパウンドはシリコンが配合されているので、この作業をやってしまうともう上から塗料は乗りません。最後の仕上げです。
コンパウンドを塗り広げ、少し時間をおいてウエスで磨き取ります。奥の方が磨いたところ、手前はコンパウンドが残っている状態。
車のワックスがけと同じようなやり方です。
手間暇かけているとはいえ、刷毛塗りですからどうしても刷毛目が残ります。これは仕方ありません。でも手で触るとするするして気持ちよいです。
コンパウンドをかけたことだし、取っ手を付けましょう。
取っ手が付きました。
現場に設置してみます。よしよし、だいぶいい感じですよ。
壁や本体の歪みのため、スライドがぎこちないです。
最初の計画通り、上部にフタ代わりの板を置き、角材をレール代わりに取り付けて動きの安定化を謀りましょう。
こんな風です。
おっ。これは効果抜群、思ってた以上に動きが安定します。
これで安心。安心したので引き出しにちょっとした小細工を施して、
何となくスライドする棚は完成。
さて、上部の吊り戸棚みたいな箱を乗せてみましょう。そう、吊るのではなくて置くのです。
上手く乗りましたね。
引き出しもどきの棚板と扉を取り付けて・・・・おや。上の段がきついですよ。スライドが堅いです。サイズの正確さが足りなかったためですね。
後で調整しよう。
これにて完成。
今回は指物の世界をちょっとだけ覗きました。
正確さが必要な家具製作はまだまだ修行が足りません。難しいです。というか性格的に無理です。
何が下手糞って、のこぎり引きとか、ビスを真っ直ぐ揉むとか、そういう基本的なことが全然できていません。
凝っているのは扉部分の塗装だけです。
懸案だったスライドレールとスライド蝶番は何となく克服しました。目標達成。
ご静聴、ありがとうございました。
いえいえすごくねえですよ(笑)猫マンションのほうがずっとすごいです。丸ノコ使い尊敬。
塗装というか、絵の具や色に関する道具や材料は結構ころがっているので、そのおかげで色々できるんですよね。それぞれの環境で材料を漁ってはできることをやってる感じですね。
心の歪みは大事です。ちょっとぐらい歪んでないと面白くないですよね(きっぱり)
すげえ!すげえ!!
やっぱり塗装来てもらいたい!
ウチのガラクタ持って帰ってもらえるなんて
一石二鳥!?あわよくば無理矢理!(笑)
やっぱプロは違う。
まりりんのなんちゃって塗装が恥ずかしい。
手間暇かけないとダメなんですよね~。
ちなみにわたくしも心が歪んでるのか
全てのモノが歪みますです(笑)