引っ越しを決意するまで

17年間住居と職場を兼ねたお気に入りの借家に住んでいて、立地は自慢できるほどいい場所だし便利だし近所の状況もいいし、借家であることを除けば理想の家でした。 家主さんも大変いい方で、ある日売ってくれないかと打診したら快くO …

物件を探し始める

何も考えずに近所で探しはじめたわけですが、さすが「立地は自慢できるほどいい」というこの土地柄、売っている物件の値段を見て腰を抜かします。想像を超えた高価格。 「駄目だ・・・」腰が抜けて立てません。 何という欲のない家主さ …

買い物にわくわく

図面や工事の計画と同時に、新規で設置する各設備について調べ始めます。 即ちキッチンやバス、トイレに洗面、サッシなど建具、他の設備や什器などについてです。 これまで、そういった方面に全く興味がなかったので無知中の無知、だか …

幸運とは、業者に知人がいることである

計画段階では、塗装・仕上げ会社と解体業者の友人たちにそれとなく打診しておきました。 職人が暇なときでいいから、日当程度の値段で手伝って~という感じです。 この2社の友人がいなければ、最初からリノベーションは考えなかったか …

まずは知ることから

  4月から6月にかけての3ヶ月間弱、キッチンメーカーというものを知り、キッチンやユニットバスという商品を知り、ショールームというものがあると知り、我々夫婦は無知100%からいっぱしのマニアへと変貌を遂げること …

ショールーム

毎日昼間に検索して調べ物、夜に報告、週末毎にショールームを訪れるルーチンワークが定着しました。 ショールームで大事なのは、現物の商品もそうですがやはりお姉さんの接客態度です。 サンウェーブ 初めてショールームと言うところ …

キッチン決定

ユニットバスは「くるりんポイ」に速攻決めたので、あとはその中で最もシンプルなものにしよう、余計なものは標準機能だったとしても外してもらおう、ということでINAXのくるりんポイ仕様ルキナというモデルに決定。サーモフロアとい …

購入までの雑多な事件

さてそんなこんなで購入を決めようかどうしようかよし決めたよし決定っ、とか言ってる隙に、他の誰かが手付けを打ったらしいと仲介屋から連絡が入りました。 ショックでひっくり返りましたがこれがご縁というものか。 またあの不動産物 …

売り主側仲介屋さんの機転

契約は、あるがままの状態で購入、という形です。 しかし、こちらの条件では「すべて空にしておいてくださいね」です。 このとき、大きな設備についての摺り合わせを何もしていなかったので、以下の大物が残りました。 屋上に敷き詰め …

図面(ほぼ)完成(に近い)

  結局、購入の決定をしてから、駄目押しでもう一度測量をさせてもらいに伺いました。 曖昧な図面はすでに作っていたものの、改めて測り直すと細かいところが随分違っています。 やっと正確な図面が書けるときが来たと思っ …

探索 2Fのビフォー状態

  さて、引き渡し当日の状況、つまりビフォー状態の詳細であります。 当ブログの記事「カテゴリ物件:次の内覧」との写真比較もどうぞ。 今回は2Fの様子。図面の番号と写真の方向が符合します。 このフロアの間取りは …

探索 3Fのビフォー状態

  さて、引き渡し当日の状況、つまりビフォー状態の詳細であります。 当ブログの記事「カテゴリ 物件:次の内覧」との写真比較もどうぞ。 つぎは3Fの様子。 図面の番号と写真の方向が符合します。 このフロアはそつな …

探索 屋上のビフォー状態

  さて、引き渡し当日の状況、つまりビフォー状態の詳細であります。 当ブログの記事「カテゴリ 物件:次の内覧」との写真比較もどうぞ。 契約当日の探索、ビフォー状態の最後は屋上の様子。 引き渡し前の屋上写真をご覧 …

引き渡し直後の急ピッチ具体的計画

さて引き渡し直後から、慌ただしさがまします。 図面 まず図面を完成させねばなりません。引き渡しによってさらに精度の高い計測を行い、図面を仕上げにかかります。 カテゴリ05. 設計で示した最終的な図面は、引き渡し直後に書い …

最初の解体 -恐怖体験-

最初の解体は多分、2007年6月30日かその前日あたりから。 解体業者、チームKの面々がが現れるまでに、施主兼現場監督兼作業員兼設計士としては、片手にバールとのこぎり、片手にポカリスエットをたっぷり詰めたクーラーボックス …

害虫駆除、清掃、消毒の問題

  ついに最初のヤマ場、G&Nについて書いてしまったわけですが、さあ大変。この事件によって、夢と希望の浮ついた改装計画が根性と堅忍の現実計画へとシフトします。 ゴキブリ、ネズミ、駆除、害虫などという身の …

最初の解体途中、鬱々と思案

「明日もまた解体の続き」なんて書いた後に思い出しだしたんですが、チームKは7月1日以降は他の現場があるためしばらく来れないのでした。よくよく思い出せば、6月中の解体完了を目指していて少しまだ作業が残っているといった状態だ …

最初の解体が終わり、次の解体を確認

7月7日は七夕ですがそんなことはお構いなしに朝から自宅改修と引っ越し荷物整理でバタバタし、それから水道局へ行き開栓を依頼し、それが済んだらお留守で挨拶できないでいたご近所さん巡り、最後に現場に入って夫婦で吟味タイムです。 …

1Fのさらなる解体

さて、解体第二部の始まり始まり。 まずは一階の大がかりなハツリ作業が再開されます。 一階の解体遍歴です。左が元の姿。前回の解体の結果、真ん中の状態になりました。本日ご報告は数字と矢印の箇所をやります。 その結果、右の図の …

2Fのさらなる解体

さて我らが解体のプロ、インテリマッチョマンたちと共に二階へとまいりましょう。 二階の図。 薄い青色が元々の間取りです。いやあ。たくさん壊しました。 そして本日の作業は、気になってうじうじと悩んでいた外周の壁を迷わず破壊す …

3Fのさらなる解体

残したり解体したりと、面倒な作業を指定してそのためにたっぷり時間がかかったにもかかわらずやっぱり壊したいと方向転換して職人の皆様に大層迷惑をかけた三階にいよいよ突入。 赤い線で示した外周の壁全てと、妙な具合に残された赤矢 …

3Fの何故か残った変な物体

7月13日夜。「のこし」と書いたトイレと押し入れセットがまだあります。 他は綺麗さっぱり解体され掃除もされています。 はてな。なんでだろう。これはどうしたことでしょう。 どうしたもこうしたもないのです。 私が、ここもやっ …

その頃の他の立ち回り

早起きして軽天屋を迎えるまでに、もう少しこの頃の話をして引っ張りましょう。 この頃、鉄骨の消毒や下地処理をやりつつ、他の色んな事もやっております。 まず引っ越し直前の前住居での仕事があります。 幸い、引っ越し前の住居(面 …

消毒しまくり

慌ただしく事を進めます。 洗浄が終わればいよいよ消毒です。 防虫防鼠のための薬品なども調べたり考えたりしたのですが、やはりここは基本である消毒がいいのではないかと、消毒用のエタノールをすでに数ケース買い込んでいます。 コ …

隙間を埋める

消毒を終えた頃には、軽天屋さんの出動準備が整い、明日か明後日にも職人が現れてあっという間に天井を貼ってしまうという猶予なき状態です。 それまでにどうしてもやらねばならないこと、次は隙間を埋め、穴を塞ぐことです。 痛んでい …

鉄骨の処理

大事な大事な鉄骨部分、思っていたよりは損傷は少ないものの、ところどころ錆が出ていたりします。 壁や天井のボードで覆ってしまう前に、少しはメンテしておきたいのが人情ではないでしょうか。 鉄骨の錆は、目立つところをサンドペー …

解体の仕上げ: 電気屋・水道屋の最初の仕事

電気工事は素人はしてはいけません。例え解体屋でも、電気の線には触れません。 書くのが前後しますが、解体の最後の頃にN川電気さんには一度来ていただいて、不用な線を切ったり、根っこのところの制御をやってもらったり、工事中の仮 …

その頃、1Fの状況

材料買いだしや、材木屋からの資材の搬入などがぼちぼち開始されようとしています。 時間を見つけてはクッションフロアの裏地と糊の跡をゴシゴシ削るのも重要な仕事。 黒いタイルのトイレ上部の解体も、ひとりで遅々として進めています …

いきなり天井が付いた

7月18日。軽天屋が天井を取り付けにやってきました。 軽天・軽鉄工事っていうのは、亜鉛メッキ鋼鈑の材料で天井や壁を造作する工事を指します。一般住宅では木工が基本でしょうけど、店舗や施設工事では軽天はおなじみですね。いつも …

二階の天井も貼れた

7月20日。 低い声で「うぃーす」とか言いながら軽天屋の職人達がやってきて、これまたあっという間に二階の天井を概ね付けてしまいました。 屋上から続いている給排水管を新しく付け替える都合上、鉄骨周りの一部を配管工事との時間 …

屋上鉄部のケレン大会

7月20日か21日。 造作工事が開始され軽天屋さんが天井を作る工事をしていたり、電気屋さんが配線をしていたり、水道屋さんが新しい配管を取り付けている頃。 うちのスタッフもやってくれているウエスト君から、工事の手伝いをしに …

ガス屋登場

このネズミー屋敷はもともとガス天国でした。 一階は焼き肉屋かお好み焼き屋でもやってたのかと思うほどガス管が張り巡らされており、管は全てモルタルの中に埋まっています。しかも何十年も使っていない状態。厨房やカウンター位置にも …